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    コラム, , 道具の話

    紙の表裏

    紙にも表裏があります。
    どちらが表か分からなくなった時はまず紙の表面を触ってみると良いでしょう。

    一般的に、スベスベしたなめらかな方が表、ちょっとザラザラしたほうが裏です。
    紙を漉く時にすくい上げる行程で表裏ができるため、表面に凹凸のある面が裏になり、均等な面が表です。

    手触りの質感で判断するとわかりやすいですね。

    手漉きの紙の場合、他にも表裏を見分けられる方法があります。それは紙の裏面に見られる「刷毛目」です。

    紙を作る工程を考えるとその理由が分かります。

    手漉きの紙を作られる時には大きな鉄板に貼りつけて紙を乾かす工程があります。

    鉄板と紙の間に空気が入らないように刷毛で裏面を撫でるため、よく見れば手漉きの紙の裏面には刷毛の跡(刷毛目)があるのがわかります。機械漉きの紙では大きな機械式に代わり、そういった手作業はありませんので、刷毛目がつくことはありません。刷毛目があるかないかが大きなポイントです。

    紙をよく見ないと刷毛目がわかりにくいかもしれませんが、表裏を判断する上で有効な手段だと言えます。

    刷毛目がない場合も考えてみましょう。

    実は手漉きの紙でも機械漉きの紙でも、製造工程の時点で紙に表裏が生まれます。

    手漉きの紙でいうと、すのことの接着面が紙の裏になります。すのこに接着している面は凹凸が生まれるためザラザラとした質感になります。
    機械漉きの紙は、毛布と巨大なローラーに挟まれて出来上がりますから、毛布があたっている面が紙の裏になります。

    刷毛目のような特徴がないため、なかなか目で見るだけでは見分けが付きにくいところかもしれません。

    大きなサイズの紙を購入したときも、表裏が分かりにくいことがありますね。
    画仙紙や中国の宣紙など大きなサイズの紙は1反が4つ折りに畳まれています。

    この場合は折り畳まれている内側が表になります。

    紙の上下

    紙の上下を見分けるには、まず紙に模様があるかないかで考えてみましょう。
    文様や植物柄など、紙に柄があるものがあります。

    植物柄などには上下がありますから、柄の向きを考えると分かりやすくなります。

    上下区別なく使える連続紋様がありますので、その場合はどちらでも構わないでしょう。

    柄などがなく無地の場合は上下の区別はありませんから、お好みでお使いいただけます。

    四角形の色紙などでも、上下の区別に悩む方も多いのではないでしょうか。
    色紙の場合は、無地や金縁無地のものは上下の区別なくお使いいただけます。もし柄や色などがある場合は、それぞれに上下が考えられます。例えば、上下に模様がある色紙なら、模様と色紙の端の余白が多いほうが上で、少ない方が下になります。

    砂子の散らしが入っているものは、散らしが細かい方を下に、大きい方が上になります。平均的に散らしが入っている場合は、散らしの余白が多い方が上に、少ない方が下にくる方がバランスよく美しいでしょう。

    色が付いたものの場合は、景色で考えるとわかりやすくなります。

    空をイメージする青色系は上に、土をイメージする茶色系は下にするとよいでしょう。

    濃淡がある場合は、濃い方を上に、淡い方を下にするとよいでしょう。

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