カテゴリー: 道具の話

名前は、「コラム」とかでもよいかもしれない

  • 宣紙とは?

    宣紙とは?

    中国を代表する「宣紙」とは

    中国では「書画を書く(描く)ことを目的に漉かれた大きな紙」を総称して「書画紙」と呼ばれ、中でも産地・原材料・漉き方が限定された紙は「宣紙」と分類されています。
    (「宣紙」は、日本では通称「本画仙(ほんがせん)」と呼ばれることもあります。)

    「宣紙」は、産地・原材料・漉き方などが限定されており、その条件を満たした紙でなければ「宣紙」と名乗ることができない重要な紙として定められています。
    それでは「宣紙」と名乗るための条件を確認しましょう。

    「宣紙」と名乗るための条件

    「宣紙」と名乗るためには、以下①~④の4つの条件を満たす必要があります。

    1. 原料
      安徽省宣城市涇県(あんきしょうせんじょうしけいけん)地域で採れる「青檀木の樹皮」と「沙田で育った稲藁」を使用すること(①以外の原料を混ぜてはならない)
    2. 使用する水
      安徽省宣城市涇県固有の山泉水を使用すること
    3. 生産地
      安徽省宣城市涇県地域で漉かれた紙であること
    4. 製法
      伝統的な工法を用いた純手漉であること

    以上の4つの条件を満たした紙のみに「宣紙」と名乗ることが許されているということなので、ごく限られた紙であることがお解りいただけると思います。

    宣紙の最高級品「紅星牌」

    中国宣紙の代表格としてその名が知られる「紅星牌(こうせいはい)」。
    書道に携わる方ならこの名を知らない方はいないのではないでしょうか。

    もちろん書道を志している全ての方が好む紙質というわけではありませんが、特別な風合いを持ち合わせているからこそ日本にも数多くの紅星牌愛好者がいらっしゃいます。
    そんな中国宣紙の代表格である紅星牌について詳しくご紹介いたします。

    厳選された優良な原料のみを使う

    宣紙の中でも名高い紅星牌では、厳選された原料が用いられており、2~3年生の青檀樹の皮と砂地で育てられた稲藁、そして生産地の水で製造されています。

    定められた原料とは

    青壇皮(せいたんぴ)と稲藁(いねわら)のことです。
    「青壇皮」とは、安徽省涇県地域で育った青壇木(楡「二レ」科の落葉高木)の樹皮のことで、宣紙の原料に最優良の品質とされており、耐水性と耐蝕性に優れ、きめ細かく、強度に優れているという特長があります。
    また「稲藁(いなわら)」は、安徽省涇県地域の農家で栽培された「砂田稲藁(さでんいなわら)」のみが使用されます。(中国の稲は日本の稲よりも背が高く大きいそうです。)
    優れた原料は、地域まで厳選され、また紙漉きに非常に重要な要素となる使用する水までもが定められおり、それら原料と水に熟練職人の伝統工法が合わさって漉きあげられる紙が、「宣紙」として認められます。
    宣紙が高品質で長期保存に向くというのも納得できるのではないでしょうか。

    熟練の腕を必要とする紙

    伝統的な工法とは

    漉く紙の大きさに応じた「簾(すのこ)」を用い、「複数の紙漉き職人が呼吸を合わせて純粋な手漉きで紙を漉く」という方法です。
    「宣紙」を漉くためには「熟練した技」が必要とされており、「宣紙」を漉くことができる一人前の熟練職人になるためには、数年間を要するほど至難の技だとされており、全てにおいて最高のものが合わさってこそ生み出される宣紙は貴重な紙だといえます。 (還流式と呼ばれる半自動の手漉きは、純粋な手漉きとはいえません。)

    宣紙の種類

    「宣紙」は、紙を漉く際にニジミを止める薬品を使用されることは一切ありませんが、漉きあげられた宣紙に二次加工となるドーサ引きを施した紙も宣紙として認められています。
    ドーサ引きの程度によって、以下の種類に分類されます。

    • 「生宣(二次加工なし/ニジミが多い)」
    • 「半熟宣(二次加工少な目/ニジミが少な目)」
    • 「熟宣(二次加工多め/ニジミ少ない)」

    と3種類に種別されており、日本に輸入されている宣紙のほとんどは、「生宣」と分類されています。

    墨のニジミが美しく、保存向き

    丁寧に漉きあげられた宣紙の紙質は、書き味もまた格別で、特に美しいニジミを表現することができます。
    また、虫を寄せ付けにくい性質をもち、長期保存にも最適とされており、千年以上も前から中国に継承されてきた名家の書画のほとんどに宣紙が使われてきたと言われ、重要な書類や史料の保存にも宣紙が活躍してきた事実は、その優れた特長を表しています。

    配合率や漉き方で変わる宣紙の呼び方

    宣紙には、原料の配合率や漉き方、厚みによって共通の呼称があり、下記の通り分類されています。

    • 棉料単宣(めんりょうたんせん)
    • 浄皮単宣(じょうひたんせん)
    • 浄皮羅紋(じょうひらもん)
    • 棉料綿連宣(めんりょうめんれんせん)
    • 棉料重単宣(めんりょうじゅうたんせん)
    • 棉料夾宣(めんりょうきょうせん)
    • 棉料二層夾宣(めんりょうにそうきょうせん)
    • 棉料三層夾宣(めんりょうさんそうきょうせん)

    原料配合や漉き方の違いにより、同じ宣紙であっても紙質に違いが生まれます。
    厚手の紙なのか薄手の紙なのか、またニジミが多いのか、ニジミが少ないのか… その違いについてご紹介します。

    棉料単宣(めんりょうたんせん)

    基準となる最もポピュラーな紙で、薄手です。
    棉料単宣の原材料配合率は、「青檀皮 約30%:稲藁 約70%」で製造されており、稲藁の割合が多いため浄皮単宣に比べてニジミがやや多くなります。
    墨の特長を最大限に引き出すことのできる紙質で、墨の濃度に関わらず美しい墨色を表現することができます。
    日本で最も流通している種類がこの棉料単宣です。

    浄皮単宣(じょうひたんせん)

    厚さは棉料単宣と同様に薄手です。
    浄皮単宣の原材料配合率は、「青檀皮 約40%:稲藁 約60%」で製造されており、稲藁の割合が棉料単宣に比べて少ないため、棉料単宣よりもややニジミが少なくなります。
    中国では書画一体の作品が多く制作されるため、浄皮単宣の流通が盛んですが、日本での流通は少ないようです。

    浄皮羅紋宣(じょうひらもん)

    細かな網目状の簾の目で漉かれた紙で、羅紋模様の美しい漉き目が特徴的な紙です。
    浄皮羅紋の原材料配合率は、「青檀皮 約40%:稲藁 約60%」で製造されており、浄皮単宣よりもさらに薄く漉かれるため、浄皮単宣よりもややニジミが多くなります。
    墨色が美しく表現できるとされていますが、日本での流通は非常に少なめです。

    棉料綿連宣(めんりょうめんれんせん)

    単宣よりも薄く漉いています。墨の色が最も美しく出ると言われています。
    棉料綿連宣の原材料配合率は、「青檀皮 約30%:稲藁 約70%」で製造されており、棉料単宣よりも薄いため、ニジミが多くなります。
    墨色が最も美しく表現できるともいわれますが、日本での流通は非常に少なめです。

    棉料重単宣(めんりょうじゅうたんせん)

    単宣を少し厚く漉いています。単宣より厚く漉かれることで墨色に深みが出ます。
    棉料重単宣の原材料配合率は、「青檀皮 約30%:稲藁 約70%」で製造されており、棉料単宣よりもやや厚いため、棉料単宣よりもニジミがやや少なくなります。
    日本での流通は少なめです。

    棉料夾宣(めんりょうきょうせん)

    紙を漉く際に二度すくいして漉かれているため、単宣を2枚合せにした程度の厚さがあります。
    棉料夾宣の原材料配合率は、「青檀皮 約30%:稲藁 約70%」で製造されており、紙に厚さがあるため棉料単宣に比べてニジミが少なくなります。
    紙が厚く、墨が紙に浸透するため、運筆がやや重くなりますが、紙の厚さの分だけ墨が紙の奥まで浸透するため、墨色に奥行きが出ることから力強い表現に適しています。
    日本での流通は少なめです。

    棉料二層夾宣(めんりょうにそうきょうせん)

    棉料夾宣を漉きあげた際に2枚重ねにし、1枚の紙として乾燥させています。
    棉料二層夾宣の原材料配合率は、「青檀皮 約30%:稲藁 約70%」で製造されており、紙に厚さがあるため棉料夾宣に比べてニジミが少なくなります。
    夾宣よりもさらに紙が厚く、さらに墨が紙に浸透するため、やはり運筆は重くなりがちですが、墨が紙の奥までより浸透するため、棉料夾宣よりもさらに墨色に奥行きを表現できることから力強い表現に適しています。 日本での流通は非常に少なめです。

    棉料三層夾宣(めんりょうさんそうきょうせん)

    棉料夾宣を漉きあげた際に3枚重ねにし、1枚の紙として乾燥させています。
    棉料三層夾宣の原材料配合率は、「青檀皮 約30%:稲藁 約70%」で製造されており、さらに紙の厚さが増すため、棉料二層夾宣に比べてニジミが少なくなります。
    棉料二層夾宣よりもさらに紙が厚く、さらにさらに墨が紙に浸透するため、やはり運筆は重くなりますが、墨が紙の奥までより浸透するため、棉料二層夾宣よりもさらに墨色に奥行きを表現できることから力強い表現に適しています。 日本での流通は非常に少なめです。

    紙の厚さはどの厚さを選べばよいか

    種類があり過ぎてどの種類を選べば良いのか迷われるかも知れませんが、残念ながら既述の通り日本での流通が限られていたり、流通していない種類もあるため、試してみたいと思っても試すこともできないのが実情です。
    日本の業者が紅星牌を中国から仕入れるためには、紅星牌だけがコンテナに積まれた状態で輸入する必要があり、ご存知の通り紅星牌の価格は年々上がり続けています。
    そんな中、ご購入いただける確率の低い種類を豊富なサイズ展開で仕入れることは、非常に大きなリスクを背負うことに繋がるため、ご購入いたける確率が高い棉料単宣に絞られて日本で流通しています。
    そのため、夾宣や二層夾宣・三層夾宣と大きく厚さの異なる紙は、入手が困難な状況であることにご理解いただければと思います。

    薄い紙(棉料単宣・棉料綿連宣・浄皮羅紋宣)

    紙の厚さが薄いため、紙に奥行きがないため、墨が横に広がる現象となります。
    そのため、同じ原料配合の紙であれば、薄ければ薄いほどニジミが多く、カスレが少なくなる傾向があります。
    また、紙が薄いことから運筆時にかかる紙の抵抗が少なく、軽い運筆が可能になり、線の連続性や切れ味を表現しやすくなります。
    薄い紙に適した墨の濃度は、「中濃墨・濃墨・超濃墨・淡墨が最適」で、元々カスレが少なる傾向がある薄い紙でもカスレの表現が得られやすくなります。
    適した作風としては、連綿体の作風など動きのある作風に向く傾向があります。
    「淡墨」では、薄い紙の特性であるニジミの多さを利用し、透明感のある美しい墨の広がりと立体感のある表現が可能になります。

    厚い紙(棉料夾宣~三層夾宣)

    紙が厚いため、紙の奥行きの方向へと墨が浸透するため、横への広がりは少なくなります。
    そのため、厚ければ厚いほどニジミが少なく、カスレが多くなる傾向があります。
    また、紙が厚いことから運筆時にかかる紙の抵抗が増し、運筆が重くなり、線の力強さや奥行の表現がしやすくなります。
    厚い紙に適した墨の濃度は、「普通濃度・中濃墨」で、粘りの少ない墨が適していると思われ、「一画一画をしっかり書くような単体の作風」や、「深みや重みを持たせたい作品風」に向く傾向があります。
    いかがですか。どんな作品を書きたいかによって、選ぶべき紙の厚さも自ずと変わるため、作風によっていつもと違う紙に挑戦することができれば新たな発見があるかも知れませんね。
    紙選びはとっても奥が深く、チャレンジ精神を掻き立てるものです。
    「宣紙」に関わらず、使い慣れたいつもの紙をご利用されるのももちろん良いですが、今一度お使いになる紙を見直してみると、気分が変わるだけでなく、新たな発見や筆や墨との組み合わせの試行錯誤にも繋がり、書道の楽しみがさらに広がっていきますね。

    書遊がおすすめする純宣紙 / 宣紙系書画紙

    HOGYOKUSENSHI寶玉宣紙

    純宣紙

    寶玉宣紙 / 純宣紙

    「究極の純粋な宣紙を目指す寶玉宣紙」

    寶玉宣紙は、安徽省涇県産の青檀皮・砂田稲藁・清らかな渓流水、熟練手漉き職人の卓越した手漉技術による最高級の純宣紙で、墨の濃度全てにおいて 「純粋な宣紙ならではの表現力」 をお愉しみいただけます。 なめらかな書き心地、美しいニジミとカスレの表現に優れ、淡墨では基線をしっかり残しながら放射状にやわらかに広がるニジミ、さらに淡墨の妙味である立体的な表現力を備えています。 墨・硯・水・温度など様々な条件を組み合わせることで、無限の可能性を引き出す「寶玉宣紙」で、多種多様な作品制作をお愉しみください。

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    KOSEIHAI 紅星牌

    純宣紙

    紅星牌 / 純宣紙

    「中国宣紙の代表格である紅星牌」

    紅星牌宣紙は、安徽省産の青壇皮と砂田稲藁を厳選し、生産地の水を用いて熟練職人が純手漉で漉き上げる最高級紙です。青壇皮は耐水・耐蝕性に優れ、強度と細やかさを兼ね備え、稲藁は大きくしなやか。数年の修練を要する技で仕上げられ、保存性と書画表現に優れた逸品として高く評価されています。

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    HOOHAI 鳳王牌

    宣紙系書画紙

    鳳王牌 / 宣紙系書画紙

    「羊毛筆×濃墨での揮毫で是非お試しください」

    熟練の職人が「純手漉」で漉きあげる書画紙。宣紙を好まれるお客様向けの棉料単宣に漉きあげました。 羊毛筆×濃墨での揮毫に最適で、淡墨作品にもご利用いただけます。 「鳳王牌」は墨の浸透に優れ、ニジミとカスレによる潤渇の表現に適しております。

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    ZUIOOHAI 瑞王牌

    宣紙系書画紙

    瑞王牌 / 宣紙系書画紙

    「滲みを好まれる方にはお勧めの画仙紙」

    ふんわりとした紙質でじんわりと滲みが出るのが特長です。 紙の表面が強い胡粉で効いており、筆の引っ掛かりがよく創作作品に非常に向いております。 水分を多く含んだ紙で、墨を入れた時に「実線→滲み→水分」と判るほどです。

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    SEIRYUUHAI 青龍牌

    宣紙系書画紙

    青龍牌 / 宣紙系書画紙

    「宣紙特有のパリッとした紙質が特長」

    独自の原料・配合で高品質・低価格を実現し、本画仙の中でも書きやすさに特化した紙です。 「美しい滲み」と「綺麗なカスレ」に定評があり、淡墨でお使いいただくとよりその良さが引き立ちます。 滲みがあることで、味わいある風合いを醸し出し、古典臨書・創作制作にも向いております。

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    No009 №009

    宣紙系書画紙

    №009 / 宣紙系書画紙

    「安徽省産手漉き漢字向き画仙紙」

    滲みを好む方には最適の紙です。 紙質はパリッとしており、寝かせればなお綺麗な墨色が表現できます。 濃墨・淡墨ともに美しい滲みとカスレを表現でき、抜群の書き味に富んでいます。

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  • 書道だいすき!第6話 細筆のおろし方と洗い方【書道】

    書道だいすき!第6話 細筆のおろし方と洗い方【書道】

     

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    細筆の卸し方と洗い方

    皆さん今日も楽しんでますか?
    僕はですね今日この小筆を使って手紙を書きましたよ。たまにはやっぱりペンではなくて小筆を使って手紙を書きたい。
    うん、なかなか小筆を使って手紙を書くと言うのは時間がある時心に余裕がある時しか出来ないんですけど、それでも小筆を使って書いてみたいって思うんです。

    でもね、僕個人的なんですけど小さい時から馴染みがあるんです。また書道教室の話になるんですけど小学校4年生ですよ。小4ですよ。小学校4年生で男の子は楷書、女の子は仮名を先生が習わせてくれたんです。今思うと凄い体験させて頂いたんじゃないかなって言う風に思いますね。うん、小学校6年生ぐらいにはもうあの写経ですよ。あの写経をですね書くぐらいまでやってましたしね。

    あと中学校ぐらいなったら千字文なんかも小筆で書いてたような気がします。その分だけこの小筆。特にね卸し方であったりもちろん使い方、あと使い終わった後の直し方ですね。そう言うところはですね先生非常に細かく丁寧に教えてくれたんです。

    もう色々周りの話を聞くとですね、「小筆って凄い使い方が難しいんやあ」って言う風におっしゃる方が多くてですね、「どうやって卸したら良いの?」とか、「書いた後、使い終わった後どうやって直したら良いの?」って言う声が思いの外多いって言うことにビックリしたんですね。

    もうせっかくなんで僕のやり方にはなってしまいますけど、皆さんと一緒に勉強して行きたいて言う風に思いまして今回この動画にまとめてみましたんで、よろしくお願いします。

     

    小筆の卸し方

    • 小筆の穂先を水に浸けずに、手でほぐす独特の方法を解説。

    • 水に浸けると、穂先が下ろしすぎてしまうことを説明。

    小筆の手入れ

    • 水滴を垂らした紙の上で、小筆を回転させながら墨を落とす方法を解説。

    • 穂先を整え、通気性の良い状態で乾燥させるポイントを紹介。

    ポイント

    • 小筆を水に浸けると穂先が下ろしすぎてしまうため、水を使わずに手で丁寧にほぐす方法を推奨。

    • 墨を落とす際は、水滴を垂らした紙の上で小筆を回転させ、穂先を整える。

    • 乾燥させる際は、通気性を確保するため、キャップの先端を切ることを提案。

     

    まとめ:小筆にも挑戦し、書道の奥深さを楽しもう!

     

    皆さんですね、普段大筆ばっかね使われてるかも知れませんけど、この動画を見たことによって、「小筆もやっぱり使って見ようかなあ」、普段ペンでね書いている所、手紙であったり葉書の宛名であったりね、そう言うのを小筆で書いて見ようかなあって言う風にちょっとだけでも思って頂けましたら、僕はとってもとってもそれだけでも本当に嬉しいですので、是非ともチャレンジして見て下さいね。

    この動画チャンネルでは、書道大好きやだって言うだけではなくて書くことの楽しさ、書くって言うのは良いよ。って言うのを、どんどんどんどん発信して行きたいなあと言う風に思っておりますのでこの動画チャンネルを見て頂いて良いなあ。って、私これから見たいな。って言う風に思って頂いた方どうかチャンネル登録、高評価何卒よろしくお願い致します。

    またコメント欄もですね解放させて頂いておりますので、こんなことやって欲しいなあ。こう言うのはもっともっと楽しんでないの?こう言うのってどうなってるの?でも結構です。そう言うコメントどんどんお待ちしておりますので、皆さん遠慮無く待ってますんで、よろしくお願いしますね。

     

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  • 書道だいすき!第5話 お気に入りの筆は3本用意しよう!【書道】

    書道だいすき!第5話 お気に入りの筆は3本用意しよう!【書道】

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    お気に入りの筆は3本用意しよう!

    はい、どうも!書道大好きしまうちです。皆さん今日も書道楽しんでますか?
    今日も筆を持ちましたよ。やっぱりこの筆を持つとね心が落ち着くんですよね。ただひたすらに文字を書くことだけに集中する。言わば、ゾーンに入ると言うんですかね。僕はこの瞬間がねたまらなく好きなんです。これもね僕の中ではやっぱり書道って楽しいな。って思える瞬間なんですね。

    そんな僕なんですが、特に使用頻度の高い半紙筆で、この半紙筆に関しましては僕実は自分が気に入った筆3本全く同じもの用意して使ってるんです。
    いやいや皆さん「何で3本も?3本もいる?」って言う風に思った方、実はそこには深い理由があるんです。それについて今回解説して行ければと思っています。

     

    従来の筆の手入れと問題点

    ・多くの人は、気に入った筆を1本大切に使い、墨をつけて書き、使用後は流水で洗って乾かす、というサイクルを繰り返している。

    ・しかし、使い続けるうちに筆が痩せてきたり、墨の含みが悪くなったり、毛が抜けたりすることがある。

    ・これらの問題を「消耗品だから仕方ない」と諦めてしまうのは勿体ない。

     

    3本ローテーションのメリット

    • 十分な乾燥時間: 1本の筆を集中的に使うと、筆管の中まで完全に乾く時間がなくなり、毛が腐って傷んでしまう。3本をローテーションすることで、筆を休ませる期間を作り、完全に乾燥させることができる。

    • 常に最高の状態: 常に乾いた状態の良い筆を使うことで、墨の含みが良く、穂先がまとまり、書きやすい状態を維持できる。

    • 品質の維持: 筆の品質を最大限に活かし、最高のポテンシャルを発揮した運筆ができる。

    • 技術向上: 良い筆を使うことで、字が上達し、書道がさらに楽しくなる。

    筆の選び方に関する補足:

    • 複数の筆を用意する場合、作られた時期(ロット)が同じものを選ぶと、書き心地の違いが少ない。

     

    まとめ

    筆の扱いについて、今まで色々と紹介させて頂きました。
    もう既に「私はこの筆が気に入った」って言うのを見つけられている幸運なあなた!是非とも同じ筆を複数本ご用意頂きたいんです。
    付け加えると、作られた時期によって若干微妙に違うんですよね。出来れば同じロットで作られた筆を使って頂くことで微妙な描き心地の違いが少なくなります。そう言うことも合わせて知っておいて下さいね。

    今回の動画はこれで以上になります。今回も参考になったわ、勉強になったわって言う方は是非ともチャンネル登録、高評価何卒何卒よろしくお願い致します。
    僕も少しは慣れましたかね?めっちゃね、ほんとめちゃめちゃ緊張してるんですよ。でもね一生懸命皆さんに想いが届けば良いなと思ってまたこれからも頑張って行きますんで、皆さん今後ともよろしくお願い致します。

  • 書道だいすき!第4話 正しい筆のおろし方【書道】

    書道だいすき!第4話 正しい筆のおろし方【書道】

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    筆の正しい下ろし方

    書道大好きしまうちです。皆さん今日も書道楽しんでますか?
    僕はですね、今日新しい筆をおろしたんですよ。そしたらその筆が思いのほか僕の腕に合ったんですね。そしたらいつもより、ちょっとだけなんですけど字が綺麗に書けたんです。これって些細なささやかな喜びなんですけど、僕にはめちゃめちゃ嬉しいことなんです。
    やっぱり、楽しい、嬉しい、ハッピー!そんな今日の僕です。皆さん筆新しいものを手に入れた時筆の状態確認したりしてますか?

    今日はここに、2種類の筆用意させて頂きました。
    大体ね書道用品店どこでもねこのようにキャップがついてある。もしくはねこのようにビニールがかかってある。毛が痛まないようにね、保護されてることが多いんですけども、まず、このこちら大きめの筆なんですけども、これこのように保護されているビニールを取りますと、何も糊がついてない状態です。

    もうこのまま綺麗に捌かれている筆。これを捌き筆って言いますね。これはですね、そのままこの筆に墨をつけて頂いて使って頂いても大丈夫なんです。ただですね、問題はこちらキャップを外しますと、糊で固められている筆ですね。これいわゆる固め筆って言うんですけど。これをですね、皆さんもう新しい筆が手に入ったから、もうすぐに使いたい。もうやるで、書きたいでって言うことでこのようにね、手でね、いきなりカシカシカシっていう風にね、やって下ろしてですね、もう糊が付いたまま、もういきなりもう墨につけて書くっていうことねされてることないですか?

    そういう僕も実は、そんなことを知らない時はやってしまったことあるんです。もうすぐに書きたいから、もう下ろして達に下ろして、もう墨つけて筆には悪いことしたなっていう風思ってしまうんです。
    何故にって言うと、もうとにかくね糊でガチガチに固められてますので、この糊分をとにかくしっかり取ってあげないと、墨をつけた時にですね、その墨がしっかり毛に乗らないんですね。と言うことは、逆に、まあ筆の毛にも悪いですし、文字を実際書く時にも、しっかり筆を使いこなせない。筆の機能を使いこなせないっていうことになってしまいますね。

    ですから、そういうのを防ぐためにも、しっかりとですね、筆を下ろす。忘れがちなんですけどやっぱりめちゃくちゃ大事なことだと思うんです。ですから、今日はそのしっかり糊分を取る、筆を下ろすって言うことですね。それをこれから実践してきますんで、良く良く見て下さいね。

     

    ポイント:糊で固められた筆

    新品の筆は、毛がばらけないように糊で固められています。この糊を落とさずに使用すると、墨が毛にうまく乗らず、筆の性能を十分に発揮できません。

    誤った下ろし方

    • 手で無理やりほぐす

    • 糊がついたまま墨をつける

    これらの方法は、筆の寿命を縮める原因になります。

    正しい下ろし方(具体的な手順

    1. ぬるま湯につける: 筆全体をぬるま湯に浸し、外側の糊を丁寧に落とします。

    2. 先からほぐす: 筆の先から少しずつ丁寧にほぐしていきます。

    3. 根元までほぐす: 根元までしっかりと糊を落とします。

    4. 流水で洗い流す: 筆管の中に残った糊分を流水でしっかり洗い流します。

     

    補足

    筆の種類(捌き筆、固め筆)によって、下ろしの方法が少し異なります。
    ほぐす際に、不要な毛や痛んだ毛は自然に抜けます。流水で洗った後は、できるだけ自然乾燥させるのが理想的です。

     

    まとめ:「筆」の卸し方の重要性

    今回言ったような筆の卸し方をして頂いてこの筆を持っているポテンシャルを最大限に活かしてあげる。おおー今日はめちゃめちゃ筆が動いてくれるじゃないかっていう風な所にいき着くと思いますんで、是非ともこの筆の卸し方、しっかり覚えておいて下さい。よろしくお願いします。

    筆の卸し方いかがでしたでしょうか?
    意外に大切なんですね。筆の洗い方と同様に筆の卸し方、それをしっかり最初にやってあげるとやはりね筆の寿命が全然変わって来ると思うんですね。道具を長く大切に使う。少しでも自分の腕に合い、文字が綺麗に書ける。そういう風になって頂くためにも、是非とも筆の卸し方、やっぱり大切だなって言う風に思って頂けたら、これ以上ない喜びであります。この動画を見て私もこれからやってみようかなあって言う風に思って頂いた方、もし宜しければチャンネル登録、高評価、何卒よろしくお願い致します。それでは、書道大好き、しまうちでした。また近い内に会いましょう。また!

     
     

  • 書道だいすき!第2話 正しい筆の洗い方【書道】

    書道だいすき!第2話 正しい筆の洗い方【書道】

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    書道だいすき 第2話 動画の概要

    書道大好き島内氏が筆の正しい洗い方と手入れ方法について詳しく解説しています。
    彼は娘の筆が手入れ不足で傷んでいる状態を例に挙げ、筆を大切にする重要性を強調しています。
    動画では、ぬるま湯での付け洗い、根元の墨の除去方法、筆串を使った整え方、そして適切な乾燥方法までの一連のプロセスが実演されています。
    島内は、筆をきちんと手入れすることで筆本来の特性が発揮され、書道がより楽しくなると説明しています。
    最終的に、この知識を通じて書道を楽しむ人が増えることを願っていると締めくくっています。

    書道と筆の大切さを紹介

    書道大好き島内氏が挨拶し、書道を楽しんでいるかと視聴者に問いかけます。
    彼は今日使っている羊毛筆について触れ、その柔らかさと回転の美しさを称賛しています。
    島内氏は筆などの道具を大切に使いたいという思いを語り、墨で書いた後の手入れが不十分だと悲しくなると述べています。

    傷んだ筆の状態確認

    娘の筆を改めて映像で見ると、根元は固まっており、毛先はバッサバサでほうきのようになっていることを指摘します。
    この悲惨な状態の筆を綺麗にしていく過程を紹介すると述べています。

    流水での洗浄方法

    30度以下のぬるいお湯で筆を洗う工程を紹介します。
    島内は、根元を持って優しく洗うことの重要性を強調し、見える部分だけでなく、軸管の中に入った毛の部分に溜まった炭もしっかり取り除く必要があると説明しています。
    根元の部分を特に念入りにもみほぐすことで、固まった墨を取り除くことができると述べています。

    ぬるま湯での付け洗い

    30度以下のぬるいお湯で筆を洗う工程を紹介します。
    島内は、根元を持って優しく洗うことの重要性を強調し、見える部分だけでなく、軸管の中に入った毛の部分に溜まった炭もしっかり取り除く必要があると説明しています。
    根元の部分を特に念入りにもみほぐすことで、固まった墨を取り除くことができると述べています。

    筆串を使った整え方

    島内は筆串が大切な道具だと説明し、髪の毛を整えるときの櫛と同じような役割を果たすと比喩しています。
    娘の筆からはたくさんの傷んだ毛が取れたことを示しながら、筆串を使って毛を整えることで筆が綺麗になっていく様子を実演しています。
    この方法を知らない人にもぜひ試してほしいと勧めています。

    筆の乾燥と締めくくり

    綺麗になった筆を見せながら、島内はこれが筆の「普通」の状態であるべきだと強調します。
    最後に筆を手つりにつるして、しっかり乾燥させることの重要性を説明しています。
    筆をきちんと洗うことで、筆本来の特性が発揮され、開閉する能力も回復すると述べています。
    島内は、この動画を通じて筆の洗い方を覚え、書道をより楽しめる人が増えることを願っていると締めくくり、チャンネル登録と高評価をお願いしています。

    関連商品のご紹介

    小カテゴリ墨池

    墨池
    -Bokuchi-

    墨池は「液体墨(墨汁)を入れるための小さな器」です。
    硯のように墨をするのではなく、墨液を注いでおいて筆に含ませるために使います。

  • 新しい石を楽しもう。印材の種類と選び方。

    新しい石を楽しもう。印材の種類と選び方。

    印材の種類

    印材にはたくさんの種類があります。
    印材の比較がしやすいよう、「切れ味」「やわらかさ」「細工度」「粘り度」の目安を載せております。
    印材選びの参考になさってください。

    初心者の方や女性の方は、「細工度」の高い印材をお選びいただくと彫りやすいかと思います。
    印材は天然物ですので、同じ種類の印材でも彫り味が異なることも多々あります。
    さまざまな石に触れ、たくさん彫り、ぜひその彫り味の違いをお楽しみください。

    ※切れ味、やわらかさ、細工度、粘り度は5段階表示です。
    ※印材は天然石のため、あくまでも目安としてご覧ください。
    ※同銘柄でも、色が画像とは異なる場合がございます。

    印材  
    ▼ 項目
    切れ味 「5」になるほど切れ味が鋭い。パリパリとした彫り味。
    やわらかさ 「5」になるほどやわらかく、彫りやすい。一方で脆く割れやすくなる。
    細工度 「5」になるほど細工しやすい。
    粘り度 「5」になるほど粘り度が高く、字がとびにくい。

    青田青白章石(せいでんせいはくしょうせき)


    印材と言えば「青田」。切れ味良く、細工性に優れた石。

    印材と言えば「青田」。切れ味良く、細工性に優れた石。
    青田青白章石(せいでんせいはくしょうせき)は、中国浙江省青田県山脈で採れる印材です。
    自然な趣を出しやすい石質で、印材と言えば「青田」といわれる程に人気が高く、 青田にはじまり青田で終わると言われるほどに多くの方に好んで使われています。
    青田石は比較的石質にムラがない上、切れ味が良く、細工性に優れた石です。

    ■書遊Onlineでご紹介している『青田青白章石』はこちら»

    純白青田石(じゅんぱくせいでんせき)


    不純物が少なく、切れ味に優れた石

    純白青田石(じゅんぱくせいでんせき)は、中国の浙江省青田県山脈で採れる青田青白章石から極力不純物の少ない箇所を選別して採れたものです。

    ■書遊Onlineでご紹介している『純白青田石』はこちら»

    巴林石(ぱりんせき)


    程よい硬さで刻しやすく、細工性に優れた石

    巴林石(ぱりんせき)は、中国北東・内蒙古巴林右旗付近で採れる印材です。
    やや柔らかく刻しやすく欠けにくい石質が特長で、細工のできる石質です。
    初心者でも安心してお使いいただけます。
    巴林石(ぱりんせき)は、青田石などに比べると歴史の浅い印材で、ここ最近人気が高まってきた石です。

    ■書遊Onlineでご紹介している『巴林石』はこちら»

    遼寧丹凍緑石(りょうねいたんとうりょくせき)


    粘りがあり、細工性に優れた石

    遼寧丹凍緑石(りょうねいたんとうりょくせき)は、中国の遼寧丹東市で採れる印材です。
    粘りがあり欠けにくく、初心者の方にも安心してお使いいただける石質です。

    ■書遊Onlineでご紹介している『遼寧丹凍緑石』はこちら»

    青海彩凍石(せいかいさいとうせき)


    柔らかく、古風で味わい深い雰囲気の出る石

    青海彩凍石(せいかいさいとうせき)は、中国の青海省新彊自治区昆包山脈で採れる印材です。
    粘りがあり欠けにくく、古風で味わい深い雰囲気の出る石質です。
    また、透明感があり高級感をも感じさせる印材の一つです。

    ■書遊Onlineでご紹介している『青海彩凍石』はこちら»

    西蔵彩凍石(せいぞうさいとうせき)


    粘りがあり欠けにくく、切れ味や細工性に優れた石

    西蔵彩凍石(せいぞうさいとうせき)は、中国の西蔵自治区で採れる印材です。
    粘りがあり欠けにくく、初心者にも安心してお使いいただける石質です。

    ■書遊Onlineでご紹介している『西蔵彩凍石』はこちら»

    寿山平頭石(じゅざんへいとうせき)


    乾いた彫り味で切れ味に富む石

    寿山平頭石(じゅざんへいとうせき)は、中国福建省福州東方寿山・月洋付近で採れる印材です。
    乾いた彫り味で細工しやすく、切れ味に富みます。

    ■書遊Onlineでご紹介している『寿山平頭石』はこちら»

    乾隆凍石(かんりゅうとうせき)


    切れ味が良く、カリカリっと小気味よい彫り味が特徴の石

    乾隆凍石(かんりゅうとうせき)は、カリカリっと小気味よい彫り味が特徴の細工しやすい印材です。
    個々に出方が異なりますが、複雑に混ざりあう色がダイナミックな模様を作り、奥深い色をしています。

    ■書遊Onlineでご紹介している『乾隆凍石』はこちら»

    肖山紅石(しょうざんこうせき)


    印刀が食い込む感覚の彫り味と、あざやかな紅色が特徴の石

    肖山紅石(しょうざんこうせき)は、やや粘り気があり、印刀が食い込む感覚の彫り味が楽しめます。
    細工もしやすく、あざやかな紅色からは重厚感が感じられ、美しい表情を持つ石です。

    ■書遊Onlineでご紹介している『肖山紅石』はこちら»

    昌化石(しょうかせき)


    細工・切れ味に富んだ、乾いた彫り味が特徴の石

    昌化石(しょうかせき)は、浙江省の昌化地区で産出される石です。
    乾いた彫り味で細工・切れ味に富んでいます。

    ■書遊Onlineでご紹介している『昌化石』はこちら»

    白雲彩凍石(はくうんさいとうせき)


    白く透き通るような美しい石肌で、細工がしやすい石

    白雲彩凍石(はくうんさいとうせき)は、中国遼寧省海城県付近で採れる石です。
    名前の通り、白く透き通るような美しい石肌で、細工がしやすく、切れ味に富み、欠けにくい石質が特徴です。
    初心者の方でも安心して篆刻をお楽しみいただけます。

    ■書遊Onlineでご紹介している『白雲彩凍石』はこちら»

    大和青田(やまとせいでん)【人工印材】


    柔らかく彫りやすい人工印材

    大和青田(やまとせいでん)は、柔らかく初心者の方にも彫りやすい日本で造られた人工の印材です。
    天然の印材とは異なり一定の彫り味なので、これから篆刻を始められる方や、教材として同じ彫り味のものをたくさん必要とされる場合などに重宝します。

    ■書遊Onlineでご紹介している『大和青田【人工印材】』はこちら»

    印材選びのポイント

    ①なるべく色のムラがなく、均質なもの
    ②透明度の高いもの
    ③手で触ってみてねっとりとしていて油気が感じられるもの
    ④ガサガサしていないもの

    が良いと言われています。
    彫り手との相性もありますので、いろいろな石を彫ってみて、それぞれ特徴を知ることが大切です。

    初心者の方におすすめの印材

    篆刻が初めてという方には、

    ・青田青白章石(せいでんしょうはくしょうせき)
    ・巴林石(ぱりんせき)
    ・白雲彩凍石(はくうんんさいとうせき)
    ・肖山紅石(しょうざんこうせき)

    が、彫りやすさの点でおすすめです。
    とはいえ、たくさんの種類の石を刻ることが上達の近道ですので、手にとったときの印象で決めたり、ご自身が惹かれる石に挑戦してみることもおすすめです。

    まとめ

    書遊Onlineで取り扱っている印材の種類をご紹介しました。
    いろいろな種類の石を彫って、その彫り味の違いをお楽しみください。
    ご自身で篆刻した印があると、作品への愛着がぐっと増すことでしょう。
    「書作品の中で印は無彩色の中の紅一点、龍の目を描くがごとき大切なもの。」と言う書家の方もいらっしゃいます。
    この機会に篆刻に挑戦してみてはいかがでしょうか?

    篆刻風景

    書遊Onlineでご紹介している『篆刻印材』はこちら»

  • 墨の原料と種類

    墨の原料と種類

    墨の原料

    墨は、「煤(すす)」、「膠(にかわ)」、「香料」の3つの原料から作られます。
    煤と溶かした膠を練り合わせたのち、香料を入れ、木型に入れて乾燥させたものが固形墨です。

    煤について

    煤には油煙・松煙・改良煤煙の3種類があり、その煤から作られる墨をそれぞれ「油煙墨」「松煙墨」「改良煤煙墨」と呼びます。

    ・油煙…菜種油などの植物油を燃やしてできた煤のこと。
    ・松煙…松の枝や皮を燃やしてできた煤のこと。
    ・改良煤煙…鉱物油・カーボンブラックなどを燃やしてできた煤のこと。

    煤

    膠について

    膠とは、牛皮・馬皮・鹿皮のニベ(外皮と肉質との中間にある結合組織)や骨などを煮詰めてコラーゲンなどのタンパク質を抽出し、それらを乾燥させたものです。
    墨を作る際は、膠を湯煎で溶かして使用します。
    膠には、墨の製造過程において粉末の煤を固める役割があり、磨った墨においては紙の上で煤を安定させる役割があります。

    膠

    香料について

    膠の独特の臭いを消すために香料を使います。この香料は、墨の磨り手の心を落ち着かせる副次効果もあります。
    龍脳(りゅうのう)、麝香(じゃこう)が代表的です。

    香料

    墨の種類

    墨は煤の種類によって「油煙墨」「松煙墨」「改良煤煙墨」に分けられます。

    ■油煙墨とは

    菜種油、胡麻油、桐油、椿油などの植物油を土器に入れ、藺草(いぐさ)で作る灯芯に火をともし、土器の覆いをかぶせてその内側についた煤を集めて採煙を行います。
    松煙墨の煤は、粒子が細かく均一なのが特徴で、この煤を溶かした膠と混ぜて練り合わせ、香料を入れ、木型に入れて乾燥させて作ります。
    墨は中国から伝わったものですが、油煙墨は日本が先駆けて開発した墨だと言われ、現在も優れた油煙墨が製造されています。

    油煙墨を製造するメーカーのひとつ、奈良にある『古梅園』では日本で唯一「煤採り」から油煙墨を製造しています。

    特集記事「墨造り一筋 昔ながらの製法の古梅園」はこちら>>

    ― 油煙墨の特徴 ―

    松煙墨とは異なり、墨の磨り口に光沢があり、濃墨では黒色ですが、淡墨では赤味を帯びた茶系となります。
    油煙墨は不純混合物がほとんどなく、粒子が細かく均一で普通濃度~濃墨に適しています。
    粒子が細かなため、硯あたりはなめらかで、磨り口には光沢があり、良質な油煙墨であるほどこの光沢が強くなります。
    墨色に関しては下記のような特徴があります。

    良質な油煙墨 品質が劣る油煙墨
     濃墨  つやと深みのある漆黒で、奥行きのある墨色。 深みのある黒色を放たない、赤茶けたものや白茶けた墨色。
     淡墨  薄茶に紫味や青味を含んだ墨色。
    きめ細やかなにじみの立体感が得られる。
    (使用した植物油の種類によって色味が異なる)
    きめが粗く立体感がない。

    ■松煙墨とは

    松煙墨には「いきまつ松煙」と「おちまつ松煙」があります。
    「いきまつ松煙」は生松の幹を削ってにじみ出た松ヤニからできた煤で造る墨で、「おちまつ松煙」は松ヤニを多く含んだ枯木からできた煤で造る墨という違いがあり、松煙墨の採煙は、松ヤニの出る部分を小割りにして乾燥させた後、部屋の中で燃やして、壁や天井についた煤を集めて採煙を行います。
    この煤を溶かした膠と混ぜて練り合わせ、香料を入れ、木型に入れて乾燥させて造ります。
    この製法は中国で開発された最も古い製法として古の日本に伝わりました。

    現在は油煙墨が主流となることに加え、良質な松が減少していることから、松煙墨は貴重品として扱われています。

    ― 松煙墨の特徴 ―

    油煙墨とは異なり、墨の磨り口に光沢がなく、古くなるほど黒系から青系に変化していくといわれており、均一でない粒子の煤が淡墨を美しく表現します。
    濃墨では落ち着きのある艶を感じさせない墨色、淡墨では透明感のある美しい墨色が楽しめます。
    松煙墨は古筆の臨書や水墨画などの背景に用いると良い効果が得られるといわれています。

    ■改良煤煙墨とは

    改良煤煙墨は、洋墨煙と呼ばれ、鉱物油・カーボンブラックなどを原料としています。
    比較的実用墨や普及品に多く使用され、松煙墨や油煙墨と比較すると“早く黒くなる”のが特徴ですが、墨本来の「墨は七色に光る」が味わえないところだといえるでしょう。
    改良煤煙墨が松煙墨や油煙墨に劣るというものの、筆や硯の道具を長持ちさせるためには、墨液よりも改良煤煙墨の使用をお薦めします。

    書遊Onlineで人気の油煙墨

    梅花墨

    1. 梅花墨 大 3.0丁型(古梅園)

    菜種油を使った最も粒子の細かい最上級の油煙墨です。 重量感があり、濃墨では純黒、淡墨では薄い紫色を含む黒です。 のびが良く、漢字・かな作品用に最適です。

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    金神仙

    2. 金神仙 1.5丁型(古梅園)

    菜種油を使った最上級の油煙です。濃墨ですと艶のある純黒で、淡墨ですと茶系の黒です。漢字作品用・かな書・写経などに適しています。

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    紅花墨

    3. 五星 紅花墨 5.0丁型(古梅園)

    菜種油を使った油煙墨で、非常にのびが良いのが特徴です。 濃墨ですと絵具に近いような美しい黒、淡墨ですと灰色がかった色です。

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    書遊Onlineで人気の青墨・松煙墨

    利久

    1. 利久 1.5丁型(日本製墨)

    当社製造の他墨の青墨煙に植物性藍を混合し、より青味を加えた松煙墨。書家・画家の好みを生かして調整した極上濃青墨です。

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    青龍胎

    2. 青龍胎 1.5丁型(墨運堂)

    塗り重ねができて光らず、濃淡が自在に表現でき、奥行が深く、墨色に距離感のある立体的な画に適しています。 絵手紙や水墨画の練習用におすすめです。

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    蓬莱

    3. 蓬莱 2.0丁型(古梅園)

    400有余年にわたる墨作りを通して開発された青墨に向く油煙で作られた、煤だけの色の青墨です。淡墨では灰色がやや強く、青みのかかった色で、どんよりとした重さが感じられ、水墨画・俳画などに適しています。

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    まとめ

    墨の原料と種類についてご紹介いたしました。
    墨は、「煤(すす)」、「膠(にかわ)」、「香料」の3つの原料から作られ、煤の種類によって「油煙墨」「松煙墨」「改良煤煙墨」に分けられます。
    それぞれ墨色に特徴がありますので、作りたい作品に合わせて種類をお選びくださいませ。

    書遊Onlineでご紹介している『墨』はこちら»

  • 「和墨」と「唐墨」の違い

    「和墨」と「唐墨」の違い

    「和墨」と「唐墨」の違い

    墨は、日本で作られたものを「和墨(わぼく)」、中国で作られたものを「唐墨(どうぼく、からすみ)」といいます。
    成分の配分の割合や製法が異なり、墨色や、墨の伸び、寿命など異なる特徴を持っています。
    どちらが良い悪いではありません。
    それぞれの墨の特徴を理解し、つくりたい作品により適した墨をお選びいただくことが大切です。

    和墨と唐墨

    墨伝来の歴史と、日本独自に変化した和墨

    日本への墨の伝来は、一説には文字の伝来と同じ頃であるといわれています。
    中国における墨の歴史は日本よりはるかに長く、紀元前1500年頃以前の中国殷の時代から墨は始まったとされています。
    それから時代ごとに数多くの製墨家などが台頭するようになり、特に文化大革命前の墨は寿命が長く、「古墨」と言われる名墨は破格値がつく程に珍重されています。

    今日では和墨と唐墨には大きな違いが見られますが、日本に墨が伝来した頃からその差が歴然としてあったわけではないと思われます。
    おそらく、日本と中国の製法の違い、気候風土の違い、紙の発達の違いによって、墨の製法に独特の差が出てきたのだと考えられます。
    日本においては、唐の文化を多大に受けていた時代から、菅原道真の遣唐使廃止宣言によって変わりゆく国風文化の時代の中で書風が変化したことや、
    日本独自で生まれた仮名文化が発展していったことによって、繊細な表現が求められるようになりました。
    繊細な表現に向く墨はどういうものなのか・・・
    書き手や墨磨り職人が共に工夫を重ね、求められる墨を作りだしてきた結果、日本の墨は独自の変化を遂げてきたのでしょう。

    ▲和墨

    ▲唐墨

    煤と膠の配合比率の違い

    墨というのは、煤(すす)と膠(にかわ)に香料を加え、混ぜ固めて作られています。
    和墨と唐墨との大きな違いには、まずこの原料の配合の比率が異なることです。
    それに加えて、膠の種類や粘度の違いが関係しています。

     
    和墨 唐墨
    配合比率(煤:膠) 10:6 10:12
    膠の粘度 高粘度 低粘度
    特徴 墨のおりが早く、強い黒が出せる。粘り気が強い。墨のおりが遅く、黒味が出にくい。粘り気が弱い。

    和墨には粘り気が強い膠が使われているのに対し、唐墨には粘り気は少ないものの膠の量が多く含まれています。
    和墨は煤の割合が多いため墨を磨る時のおり方が早く、強い黒が出せる反面、膠が高粘度であるが故に粘り気も強く感じられます。

    一方で唐墨は、煤よりも膠の割合が多いため墨のおり方が遅く、黒味が出にくい反面、粘度が低い膠なので粘り気が弱く感じられます。
    これには作られる国の風土の違いも影響しています。
    日本の水はほとんどが軟水であるのに対し、中国の水は硬水であることも要因となっています。
    唐墨は、日本の水で磨ると柔らかな墨色となりますが、硬水で磨ると濃墨の色調に深みが増すとも言われています。

    「和墨」と「唐墨」それぞれの特徴

     
    和墨 唐墨
    墨の色 重厚味があり、力強く基線が黒々として素朴で品位と深みがある。淡墨では透明感があり美しい。 素朴さに欠けるが、品位と深みを備えており、やや茶味の墨色。
    墨の強度 割れにくい。 割れやすい。ものによっては頻繁に割れてしまう。
    墨色の力強さ 新しい墨であっても、墨色に力強さと厚みがある。新しい墨では墨色に力強さに欠ける。
    古墨になると力強さと厚みが出てくる。
    墨の伸び 墨の伸びは悪い。墨を枯れさせる必要がある。 墨の伸びが良い。
    にじみ にじみにくい。墨が紙に浸透しにくいため、枯れた紙が必要。 にじみが美しい。墨が紙によく浸透する。
    墨の寿命 寿命は短め。低品質のもので約10年、高品質のもので約50年。
    共に寿命がくると炭素凝集が起こり、膠の分解が激しくなるため墨色に濁りが出る。
    寿命が長い。
    古墨になると力強さと厚みが出て美しいにじみが出て味わい深くなる。

    書遊Onlineで人気の和墨

    五星 紅花墨 1.0丁型

    1. 五星 紅花墨 1.0丁型(古梅園)

    菜種油を使った油煙墨で、非常にのびが良いのが特徴。濃墨ですと絵具に近いような美しい黒、淡墨ですと灰色がかった色です。

    商品ページを見る
    さくら形 1.0丁型

    2. さくら形 1.0丁型(古梅園)

    古梅園創業以来受け継がれる銘墨で、菜種油を使った油煙墨。非常にのびが良く、濃墨では濃い紫味を含み、淡墨では淡い茶系の色です。

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    皇壽

    3. 金神仙 1.5丁型(古梅園)

    菜種油を使った最上級の油煙墨。濃墨ですと艶のある純黒で、淡墨ですと茶系の黒です。

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    書遊Onlineで人気の唐墨

    唐墨 気叶金蘭

    1. 唐墨 気叶金蘭 1/16(上)

    商品ページを見る
    凛

    2. 唐墨 鉄斎翁書畫寶墨 1/4丁

    商品ページを見る
    皇壽

    3. 唐墨 気叶金蘭 1/4丁

    商品ページを見る

    まとめ

    和墨と唐墨、どちらが良い悪いではありません。
    用途や目的で使い分けることが多いため、どちらかに軍配をあげるのは難しいですが、唐墨は日本の気候下では頻繁に割れてしまうということがあります。
    これはやはり環境に適した製法で作られているが故に起こることであり、唐墨が悪いということではありません。
    唐墨の古墨は破格値がつく程に珍重されていますし、一方で近年の和墨は企業努力により品質がとても良くなっています。
    それぞれの特徴を理解し、どんな文字を書きたいか、どんな作品に仕上げたいかということをふまえて墨をお選びください。

    書遊Onlineでご紹介している『墨』はこちら»

  • うっとりする美しい装飾。かな作品に欠かせない「料紙」とは?

    うっとりする美しい装飾。
    かな作品に欠かせない「料紙」とは?

    「料紙」とは

    かな作品用に加工・装飾されたものを料紙とよびます。

    日本の書道史を語る上でなくてはならないのが、『かな』。
    平安時代に華やかな紙が開発され、気品漂う日本のかな文化が誕生しました。
    料紙の加工には、染紙、ぼかし染め、砂子振、金箔振、貝引きなど様々な手法が用いられ一枚の美しい紙が完成します。

    料紙のサイズ

    ・全懐紙 … 約36.5×48.5㎝

    ・半懐紙 … 約24.5×36.5㎝

    ・半紙判 … 約24.3×33.4㎝

    料紙のサイズは、漢字作品用の画仙紙とは異なる呼び名で表します。
    「全懐紙」「半懐紙」などのサイズの呼び名は平安時代に作られ、サイズは時代とともに変化していますが、現在もその呼び名が用いられています。

    現在では「全懐紙」(約36.5×48.5㎝)を基本に、半分にした「半懐紙」(約24.5×36.5㎝)の2種類のほか、大きな「特殊判」や、古筆の臨書にそのまま使用できる「古筆版」も作られるようになっています。
    また、画仙紙と同じ「半紙」「半切」サイズの料紙もございます。

    料紙の加工と種類

    ■ぼかし

    紙に色を染める加工で、柔らかくぼかしながら繊細に色付けが施されています。

    ぼかし

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    ■砂子ぼかし

    砂子(すなご)とは金や銀の箔を粉末にしたもので、ぼかした紙に糊をのせ、上から金や銀の粉を振り落として装飾されたものです。

    砂子ぼかし

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    ■切箔砂子ぼかし

    砂子ぼかしの上に金や銀の箔を種々な形に細かく切り貼付けて装飾されたものです。
    砂子よりもやや大きめの箔を用い、砂子の繊細で淡い輝きと箔の強い輝きが相重なると、より華やかに感じられます。

    切箔砂子ぼかし

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    ■具引き加工

    料紙の表面に胡粉を塗る加工が施されています。
    具引き(ぐびき)というのは紙の表面に胡粉を塗ることで、墨のりをよくする効果があります。

    具引き加工

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    また、料紙はドーサ引きというにじみ止めを施した紙が用いられます。
    ドーサ引きというのは、膠(にかわ)とミョウバンをお湯に溶かしたドーサ液を刷毛などで紙に塗って仕上げるニジミ止め加工のことです。
    かな文字は筆の先を使い、流れるように細い曲線で書くため、ニジミが多い紙ではうまく書けません。
    そのため紙の表面でサラサラと円滑に筆運びができるようドーサ引きをした紙を使用します。

    古筆臨書用紙とは

    平安時代から鎌倉時代にかけて書かれた和様書道のすぐれたものを「古筆」と言いますが、 この筆跡を学ぶうえで必要になるのが古筆臨書用紙です。
    寸松庵・継色紙・一條摂政集・高野切・針切・小島切・香紙切・本阿弥切・関戸本古今集、など。
    「清書用」・「練習用」、古筆の種類により異なる様式を再現しています。

    関戸本古今集

    かな向け古筆臨書用紙をお探しの方はこちら>>

    一度は使ってみたい、特別感溢れる希少な限定品

    伝統的な技法で、手のこんだ装飾を施した希少な料紙は、ずっと見ていたくなる美しさです。

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    ※限定品につき在庫がなくなり次第販売は終了となりますこと、予めご了承ください。

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    明日香 半紙判

    1. 明日香 半紙判

    繊維の風合いがある薄い紙で、5色にそれぞれ異なる模様が印刷されています。初心者向けで書きやすく、細字、かな、手紙文の練習や競書提出用など幅広く使用できるのもポイントです。

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    仮名貴族3

    2. 仮名貴族3 半紙判

    別漉き楮紙砂子入り。5色にそれぞれ違った柄が入っています。 砂子が入った上からさらに、砂子と白色の胡粉打ち風の印刷が施されています。 紙の色あいと柄共に、清楚でとても華やかな印象の料紙です。 少しにじみが出せるので、中字を書きたい方におすすめです。

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    かほり

    3. かほり 半紙判

    雁皮を主原料とした少し渋めの色に、花や波、七宝などの落ち着いた柄を印刷しています。筆滑りがよく初心者の方にもおすすめです。細字向きの料紙です。

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    まとめ

    創作意欲が掻き立てられるような美しい料紙。
    さまざまな色、装飾の料紙がございますので、つくりたい作品のイメージに合わせてお選びください。
    料紙と聞くと少し敷居が高い印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、
    お手頃な価格の料紙も多く取り扱っておりますので、どうぞお気軽にお楽しみください。

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  • 墨液の気になる使用期限

    墨液の気になる使用期限

    墨液(液体墨、墨汁)には使用期限があります

    磨らずにすぐ使えて便利な墨液ですが、使用期限があるので注意が必要です。
    目安としては、墨液は1年以内に使い切ると良いでしょう。
    使用期限はおよそ2年程度。
    未開封であれば、保存環境や種類にもよりますが3年~5年程度は大丈夫だと言われています。
    開封後は劣化が進んでしまいますので、できるだけ早くお使いください。
    開封後は、1週間に1度定期的に容器を振ると劣化を遅らせることができると言われています。

    原材料による違い

    墨液には、膠(ニカワ)を使用した「膠系」と、合成樹脂を使用した「樹脂系」の二種類があります。
    それぞれ特徴がありますが、「膠系」の墨液は固形墨の表現力に近い表現が可能な商品もある一方で、使用期限は「樹脂系」よりも短いとされています。

    -膠系墨液の特徴-

    1. 墨本来の自然な墨色を得ることが出来る。
    2. 墨本来の墨の伸びを得ることが出来る。
    3. 液状態を保つため膠の固まる性質を抑える 「塩分」が含まれており、表具を行うまでの乾燥期間として約1週間必要。
    4. 使用期限が短い。

    ▼ 膠系墨液『凛』

    凛

    -樹脂系墨液の特徴-

    1. 表具の際、ニジミの発生する可能性が低い。
    2. 力強さを表現しやすい。
    3. 墨本来の自然な墨色や伸びを得ることが難しい。
    4. 使用期限が膠系に比べて長い。

    ▼ 樹脂系墨液『玄宗』

    玄宗

    墨液でやってはいけない3つのこと

    墨液の品質を保つため、墨液を使う際に特に避けていただきたいことが3つございます。

    ・硯に出した墨液を元の容器に戻す ×
    ・樹脂系の墨液と、膠系の墨液や固形墨で磨った墨を混ぜる ×
    ・直射日光、高温、多湿の環境下で保存する ×

    硯に出した墨液を元の容器に戻す ×

    墨液は、空気に触れると劣化が進みます。
    そのため一度出した墨液を容器に戻してしまうと、容器の中の墨液全体で劣化が進んでしまうことになります。
    また、水で薄めた墨液を容器に戻してしまうとより劣化が早まります。

    樹脂系の墨液と、膠系の墨液や固形墨で磨った墨を混ぜる ×

    お好みの墨色を出すため、墨を混ぜるという場合もあるかと思います。
    膠系同士なら混ぜてご使用いただけますが、樹脂系と膠系を混ぜることはできません。
    膠系墨液と、同じ膠系の固形墨の磨り墨を混ぜて使う際、濃墨の場合は粒子が沈殿してしまうことがありますので少量ずつお試しください。

    直射日光、高温、多湿の環境下で保存する ×

    直射日光、高温、多湿の環境下では墨液の劣化を早めます。
    特に最近は7月8月の最高気温が35℃を超える日が多くなっており、真夏は墨液を冷蔵庫で保存するという方もいらっしゃいます。(※冷凍庫は厳禁)
    ただし、あまりに冷やしすぎると墨液が凝固してしまいますので適温を心がけましょう。

    墨液が劣化すると…

    腐敗するとドロドロとした墨液になります。
    防腐剤が入っている墨液だとそこまで腐敗が進むことはないかと思いますが、書いたときにツヤが無くなったり滲みがうまく出なかったりすることがあります。
    見た目やにおいで変化が感じられなくても、表具の際にニジミや変色が起きてしまう可能性があります。
    (購入後1年以内に使い切ることをおすすめします)

    硯に出した墨液が残ってしまったら

    一度容器から出した墨液は、その日のうちに使い切るようにしましょう。
    とはいっても、硯に出した墨液がたくさん残ってしまって、そのまま捨てるのはもったいない…というときもあるかと思います。
    その際は、フタが付いている硯や墨池に入れてしっかり封をして保管することもできます。
    ただしお早目にお使いください。

    書遊Onlineで販売中の墨液ランキング

    -膠系墨液ランキング-

    書芸呉竹 紫紺系

    1. 書芸呉竹 紫紺系

    250cc、500cc、1.0Lなど。
    純黒、青系もございます。

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    凛

    2. 凛

    500ml、2000ml。
    濃墨もございます。

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    皇壽

    3. 皇壽

    100ml、500ml、1000ml。

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    -樹脂系墨液ランキング-

    クロスケ

    1. クロスケ

    180cc10本セット、450本5本セット、1800ccなど。
    濃墨もございます。

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    花仙

    2. 花仙

    100cc、400cc、1.0L。
    茶墨、青墨もございます。

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    玄宗

    3. 玄宗

    200cc、500cc、2.0L。
    中濃、濃墨、超濃墨もございます。

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    まとめ

    墨液には使用期限があり、およそ2年程度。
    目安としては墨液は1年以内に使い切ると良いでしょう。
    開封後は劣化が進んでしまいますので、できるだけ早くお使いください。
    一度硯に出した墨液はその日のうちに使い切るように意識していただくと良いかと思います。
    もし残ってしまった場合は、墨液の容器に戻さず、封ができる別の容器に入れて保管するようにしましょう。

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  • 書道紙の正しい保存方法と「寝かせ方」

    書道紙の正しい保存方法と「寝かせ方」

    書道紙は文房四宝の中でも非常に大切な役割を果たす道具です。
    紙の厚さ、製法の違いにより多種多様な味わいを見せてくれます。
    書道紙の保存には万全の注意を払い、より良い作品づくりに活かしたいところです。

    正しい保存方法とは?

    書道紙の保存は、特に直射日光と湿気に注意が必要です。

    おすすめの保存場所

    直射日光が当たらず、風通しが良く、湿気が少ない場所をお選びください。
    桐ダンスの中、タンスの上などが良いとされています。

    おすすめの保存方法

    新聞紙や和紙で包むと、紙が呼吸しやすく、また直射日光から守ることができます。
    書道紙の下にすのこを置いて通気性をよくしたり、湿気対策として、吸湿剤や乾燥剤を利用するのも効果的です。
    また、防虫香(衣類用の防虫剤で構いません)を添えることで、虫食いの予防になります。
    ビニール素材などで密封されますと、紙が呼吸できなくなるため、シミなどの原因となりますのでご注意ください。

    紙を「寝かせる」とは?

    「紙を寝かす」という言葉がありますが、一般的に紙は漉きたてのものよりも数年経ったものが良い、と言われています。
    寝かせる期間は一概に言えませんが、10年寝かせるのが理想、という書家の方もいらっしゃいます。
    作りたい作品のテイストやご自身の好みによりますので、いろいろと試してみてお好みの期間を見つけていただければ幸いです。

    紙を寝かせるメリット

    紙を寝かせることによって余分な水分が抜け、紙の繊維が締まり、

    ①墨が紙に十分に浸透するが、にじみが少なくなる
    ②墨色が美しくなる
    ③かすれが美しくなる
    ④筆の紙離れが良くなり、書きやすくなる

    といった効果が得られます。

    紙は湿気を吸い、湿気を吐き出し、それを繰り返すことによって、糊気と水分を飛ばしていきます。
    その糊気や水分を飛ばして乾燥した状態の紙を『枯れた紙』といいます。
    この『枯れた紙』は、筆あたりが良く墨色の発色の良いのはもちろん、にじみとかすれを美しく表現することができます。
    紙を寝かせることによって、多少黄ばみやシミ(「星」と呼ばれる)が出ることもありますが、
    正しい保存方法であれば、逆に重宝がられる事もありますのでご心配には及びません。
    なお、にじみ止めや染料を使っている紙(料紙、加工紙、機械漉画仙紙 等)は、寝かせても意味がありません。
    長期保存するとかたくなったり、折れやすくなったりすることがありますのでご注意ください。

    紙も風邪を引く!?

    一方で、十分に寝かせていても保存方法を間違えると、墨をのせたときに斑点のように白く浮き上がってしまうといった「紙が風邪をひく」という現象が起こります。
    寝かせ方によって、漉きたての紙よりも質を低下させる事もありますので、紙の保存には十分な注意が必要です。

    まとめ

    作品づくりに欠かせない書道紙。保存方法に気を付けることで、作品の質もぐっと上がります。
    正しい保存方法で紙を寝かせて、筆あたりの良さやかすれの美しさを味わってみてください。

    また、近年は紙が製品化されてからお客様の手に渡るまでの期間が昔と比べて数カ月早まっており、紙の自然乾燥期間が短くなっております。
    そのため、お客様のお手元に届く時点では昔のような乾燥期間を経ておらず、ニジミが治まりきらない状態に近いため、多くの紙に「ニジミ止め」が施されています。
    このニジミ止め効果は、数カ月毎にニジミ止め効果が高まるため、昔のように紙を寝かせ過ぎると全く墨の入らない紙質に変化してしまう恐れがあるのが実情となっております。

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  • 硯の選び方

    硯の選び方

    硯は良い墨色を得る上で重要な役割を果たします。
    「硯は一生もの」といわれるように、できるだけ良質の硯をご予算に合わせてお選びください。
    用途やスペースに合わせて、大きさからお選びいただくのも良いですし、
    石によって特徴がありますので、お好みの石の種類から選んでいただくのも良いかと思います。

    硯の大きさ

    硯の大きさをあらわす単位は吋(インチ)で、 1吋(インチ)= 約2.5cmです。
    メーカーによって若干の差がありますが、硯は一般的には下記のようなサイズとなります。

    3吋・・・縦7.5cm×横6.0cm
    4吋・・・縦10.0cm×横7.0cm
    5吋・・・縦12.5cm×横8.5cm
    6吋・・・縦15.0cm×横10.0cm
    7吋・・・縦17.5cm×横11.5cm
    8吋・・・縦20.0cm×横13.0cm
    9吋・・・縦22.5cm×横14.5cm
    10吋・・・縦25.0cm×横16.5cm

    また、和硯では、四五平(しごひら)や五三寸(ごさんずん)などといった、伝統的な表現で大きさを示しているものもございます。

    二五度(にごたび)・・・・縦7.5cm×横4.5cm
    三五度(さんごたび)・・・縦10.5cm×横4.5cm
    四二寸(しにすん)・・・・縦12.0cm×横6.0cm
    四五平(しごひら)・・・・縦13.5cm×横7.5cm
    五三寸(ごさんずん)・・・縦15.0cm×横9.0cm
    小四六(こしろく)・・・・縦16.5cm×横10.5cm
    正四六(せいしろく)・・・縦18.0cm×横12.0cm
    大四六(おおしろく)・・・縦19.5cm×横13.5cm

    硯の各部の名称

    墨を磨るところを「丘(おか)」、磨った墨を溜めるところを「海(うみ)」と呼びます。
    硯の表面を「硯面(けんめん)」、裏面を「硯陰(けんいん)」と呼びます。

    硯の選び方

    大きさで選ぶ

    かな/実用書には・・・・・・3吋~5吋
    漢字半紙/かな条幅には・・・6吋~7吋
    漢字条幅用には・・・・・・・8吋~10吋
    ※お稽古などに持ち運びをされる方はご自宅用とは別に持ち帰り用の硯をお持ちになると便利です。
    ※上記はあくまでも目安です。

    石の特徴で選ぶ

    硯には石の産地によって名前がついています。
    それぞれ石の色や特徴がちがいますので、ぜひお気に入りの硯を見つけてください。

    ■雄勝硯(おがつすずり)

    和硯の代表的産地である宮城県で作られる硯

    黒色硬質粘板岩で光沢・粒子の均質さが優れ、その特性は純黒色で圧縮・曲げに強く給水率が低く、化学的作用や永い年月にも変質しない性質を持っています。
    ※2011年3月11日の東日本大震災により、和硯の代表的産地が壊滅的被害を受けました。
    現状といたしましては、安徽省で採れる石を、宮城県 仙台市、石巻市桃生郡雄勝町にて仕上げ加工して出荷させて頂いております。
    現在雄勝硯を改め、雄勝加工硯と称して販売しております。

    ■細羅紋硯(さいらもんけん)

    安くて墨おりが良い硯

    中国江西省の竜尾山一帯及び、芙蓉渓に沿った地域 から採れる硯。
    薄い板状の岩が層になっている石材を縦割りに切り取り硯に仕上げており、横目の細かい文様(羅紋)が特徴です。
    安くて墨おりが良いので、初心者の方におすすめです。

    ■宋坑端渓硯(そうこうたんけいけん)

    初心者も手にしやすい価格が魅力

    中国広東省肇慶市高要県に面する斧柯山一帯で採れる硯。
    端渓硯の中でも最もリーズナブルな価格が魅力です。
    茶色がかった石色が特徴で、石質は比較的硬く墨おりも早い硯です。
    硯面がギラギラしたものや赤味が強いものは、非常に硬質な石質となることが多い為、注意が必要です。

    ■新麻子坑端渓硯(しんましこうたんけいけん)

    深紫系の石色で石紋も美しい

    三大名坑の一つ新麻子坑、中国広東高要県に面する斧柯山一帯で採れる硯。
    色艶が良く、石色は深紫系の色で石紋の美しさも人気の理由です。
    紋様のバラエティーは老子に次ぎ、磨墨にも優れています。
    鋒鋩のキメが非常に細かいのが特徴です。
    鋒鋩があまり強くない為、こまめに硯の手入れをしてください。

    ■坑仔巌端渓硯(こうしがんたんけいけん)

    墨おりは非常に良くキメの細かい石質

    中国広東高要県に面する斧柯山一帯で採れる硯。
    老坑の南上の山腹に位置していることから、老坑端渓硯に酷似したものが多く見られます。
    比較的小さめの硯が多くなりますが、墨おりは非常に良くキメの細かい石質で、眼(ガン)と称する石紋が出る硯もあります。
    石色は紅紫色を基調としており、老坑端渓硯に比べて石が乾いている為、石声が金属音に近い音を出します。

    ■老坑端渓(ろうこうたんけいけん)

    端渓硯の中でも最上級

    中国広東高要県に面する斧柯山一帯で採れる硯。
    端渓硯の中でも最上級といわれており、高価なものでは数十万円するものもあり、多くは淡紫色をしています。
    墨おりは非常に良く、墨が溶けるようにおりていく感じを受けます。
    硯を水で濡らすと様々な紋様が現れるものもあります。
    古くから端渓第一といわれていましたが、現在は採掘を中止しており、大型のものは入手困難です。

    容姿で選ぶ

    硯の色・形・彫刻には様々な種類があり、高級な硯の場合は二つと同じものは存在しません。
    楕円型のものと角型のもので迷われておられる方が多いですが、ご自身のお好みでお選びいただいて問題ありません。
    彫刻もお好みでお選びください。
    彫刻があるものを好まれる方、ないものを好まれる方、どちらが良いということは全くございません。
    お好みでお選びください。

    鋒鋩(ほうぼう)で選ぶ

    硯面に無数にある微細な凸凹のことを「鋒鋩(ほうぼう)」といい、墨を磨る上で大切な「やすり」の役目を果たします。
    良い硯といわれるものは、鋒鋩がきめ細やかで、なめらかで墨色の良い墨が磨れます。

    ※鋒鋩は永久的なものではございません。
    鋒鋩が摩耗して墨が磨りにくくなったら、硯専用の砥石で研いで鋒鋩を立たせる必要がございますので、ご注意ください。
    ※最近は、硯を店頭に並べる際に、美しく見せる為に化粧を行うことが多く、触っただけでは判りづらくなっております。
    また、化粧を施した硯を最初にご使用になられる際は、一度砥石をかけられると非常によく墨を磨ることができます。

    重量感で選ぶ

    同じ硯でどちらを購入しようか…と迷われた場合は、重い方をお選びください。
    見た目では判りづらい硯の目の詰まり具合を判断する基準となります。

    まとめ

    良い硯で良い墨を磨る。最高の贅沢です。
    硯にこだわることで、墨が磨りやすく、奥行のある良い墨を磨ることができます。
    書遊Onlineでは、さまざまな大きさ、種類、価格帯の硯を取り扱っております。
    ぜひお気に入りの硯を見つけてください。

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  • 因州和紙の魅力

    因州和紙の魅力

    書道紙の全国シェア約50%を占める因州和紙

    因州和紙は、書道紙の中で全国トップクラスの生産量を誇る鳥取県東部(旧因幡国)特産の和紙です。
    書道や書画・水墨画に用いる画仙紙の生産量は日本一となる全国の約50%を占め、書画に適した風合いの良い画仙紙として利用されています。

    中でも三椏(みつまた)を主原料とした因州画仙紙は、 きめが細かく、筆運びが滑らかなことから「いくら書いても筆が傷みにくい」や「墨がかすれることなく長く書ける」という意味で 「因州筆切れず」といわれ、特に仮名書作品用として重宝される高品質の書道用紙として数多くの書道ユーザーに親しまれています。
    また、和紙としては日本で初めて経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されています。

    書道紙に向いた天然繊維を活かし、優れた特徴を持つ因州和紙

    因州和紙の特徴は、天然繊維の特徴を活かした温かみとしなやかさです。
    酸化しにくい因州和紙は自然な強さを持つことから実用性に優れ、「他の和紙で一枚書くうち二枚書け、滑らかで早く筆がすすむから墨も減らない」と言われています。

    手間をかけてつくる最高品質の紙

    因州和紙は楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)などの靱皮繊維を原料とし、これらの長い繊維を均一に絡み合わせ、一枚一枚を漉きあげて乾燥する伝統的な製法で作られます。
    非常に手間の掛かる製法ですが、熟練の職人による長年培われた技術と経験から、最高品質の紙が作られています。

    因州和紙の制作工程

    因州和紙は、原料づくりから始まります。

    1. 原料作り
      作りたい和紙によって原料を選び、柔らかくして煮やすくするために水に浸しておきます。
    2. 煮る
      不純物を取り除く工程で、和紙に必要な繊維素だけを取り出します。
    3. 水洗い、晒し
      繊維素だけを残すため、清流にさらし不純物を取り除きます。
    4. 叩解
      結束した繊維を機械で叩き解します。繊維をほぐすことで、紙漉き時に原料の特徴を引き出すことが出来ます。
    5. 紙漉き
      漉舟に水をはり紙料を入れて汲み上げます。紙全体が均一な厚みになるように漉きます。
    6. 脱水
      漉いた紙の形を崩さないように、十分に水分を取り除きます。
    7. 乾燥
      脱水した紙を一枚づつ干板に張り付けて乾燥させます。
    8. 裁断
      包丁と切り板と定規のセットで行う伝統的な「手裁ち」や、機械で裁断を行います。

    因州和紙の原料について

    因州和紙の主な原料は、楮(こうぞ)・雁皮(がんぴ)・三椏(みつまた)の3種の中から目的の和紙に適した原料を選択し、紙漉きが行われます。
    江戸時代には因州和紙の原材料である楮と雁皮は重要な原料として、亀井侯文書に「切ってはならない木」と記され、これらの原料と品質を高める綺麗な清流に恵まれ、紙漉きの技術が発達しました。

    因州和紙の歴史と伝統

    因幡国での和紙生産の歴史は古く、8世紀前半(奈良時代)のものが確認されており、これは日本で最古期のものとして奈良の正倉院に保存されています。
    江戸時代には鳥取藩に上納する藩の御用紙(ごようし)や、庶民が使う紙として盛んに生産され、また藩の輸出品となり、保護策がとられています。
    因州和紙が現在のように全国的な知名度を確立したのは、第二次世界大戦後のことで、西洋紙の普及にともなって全国的に和紙の生産が急速に衰退する中、新しいタイプの和紙を生産し続けた結果、全国的なシェアを獲得するに至りました。

    伝統工芸としての因州和紙

    因州和紙は和紙としては日本で初めて経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されました。
    伝統的工芸品の指定にあたっては、

    • 製造過程の主要部分が手作りであること
    • 伝統的技術・技法によって製造されること
    • 伝統的に使用されてきた原材料であること

    などの要件規定が定められ、「手すき和紙」の伝統技術を継承する因州和紙は、この要件を満たしていると認定され、1975年(昭和50年)に全国の和紙の産地の中で一番早く「伝統的工芸品」の指定を受けました。
    現在でも6名の伝統工芸士が、因州和紙の製造技術の伝承と向上にあたっています。

    音風景百選に選ばれた因州和紙

    因州和紙の紙漉きの際、静かな山中で清らかな水に溶かした楮や三椏の繊維を簀桁を揺らせて紙を漉き上げる「ちゃっぽん、ちゃっぽん」という音が、伝統的な風物詩として評価されています。
    音環境を保全する上で特に意義があると認められた因州和紙の紙漉きは、1996年(平成8年)に環境庁(現在は環境省)による「残したい”日本の音風景100選”」として、伝統的な地場産業の音、生活との関わりの深い音と評価されています。

    原料にこだわった因州の機械漉き

    因州和紙は全ての和紙が手漉きというわけではなく、機械漉きの紙も漉かれています。
    機械漉きと聞くと、常に均一な商品が製造できるように聞こえますが、均一の紙を漉くことは非常に難しく、日々変化する気候や素材の個体差の見極めによって、職人の経験と技術と勘で機械の温度や速度を巧みに操りながら、因州の機械漉き和紙が作られています。
    「手漉きに劣らぬ品質と風合いの紙」は、日々研究が行われ、着実に技術が磨かれ続けています。

    安価で高品質な紙への挑戦

    習字や書道の練習は、繰り返し繰り返しの反復練習の練習量が非常に重要なことから、消費者が買い求めやすい価格に抑えた製品を作ることも重要な使命です。
    様々な効率化を図り、製造コストを極限まで抑える努力が日々行われ、高品質でありながら低価格の製品が製造されています。

    書遊Onlineで人気の因州和紙のご紹介

    因州和紙の中でも、書遊Onlineで特に人気がある商品をご紹介いたします。
    どれも納得のいく紙ばかりです、是非一度お試しくださいませ。

    極品玉蘭箋

    春蘭箋

    蘭渓半紙

    楮紙

    唐紙

    白鶴

    学生白鳳

    因州画仙 飛鳥

  • 紙の表裏・上下

    紙の表裏・上下

    紙の表裏

    紙にも表裏があります。
    どちらが表か分からなくなった時はまず紙の表面を触ってみると良いでしょう。

    一般的に、スベスベしたなめらかな方が表、ちょっとザラザラしたほうが裏です。
    紙を漉く時にすくい上げる行程で表裏ができるため、表面に凹凸のある面が裏になり、均等な面が表です。

    手触りの質感で判断するとわかりやすいですね。

    手漉きの紙の場合、他にも表裏を見分けられる方法があります。それは紙の裏面に見られる「刷毛目」です。

    紙を作る工程を考えるとその理由が分かります。

    手漉きの紙を作られる時には大きな鉄板に貼りつけて紙を乾かす工程があります。

    鉄板と紙の間に空気が入らないように刷毛で裏面を撫でるため、よく見れば手漉きの紙の裏面には刷毛の跡(刷毛目)があるのがわかります。機械漉きの紙では大きな機械式に代わり、そういった手作業はありませんので、刷毛目がつくことはありません。刷毛目があるかないかが大きなポイントです。

    紙をよく見ないと刷毛目がわかりにくいかもしれませんが、表裏を判断する上で有効な手段だと言えます。

    刷毛目がない場合も考えてみましょう。

    実は手漉きの紙でも機械漉きの紙でも、製造工程の時点で紙に表裏が生まれます。

    手漉きの紙でいうと、すのことの接着面が紙の裏になります。すのこに接着している面は凹凸が生まれるためザラザラとした質感になります。
    機械漉きの紙は、毛布と巨大なローラーに挟まれて出来上がりますから、毛布があたっている面が紙の裏になります。

    刷毛目のような特徴がないため、なかなか目で見るだけでは見分けが付きにくいところかもしれません。

    大きなサイズの紙を購入したときも、表裏が分かりにくいことがありますね。
    画仙紙や中国の宣紙など大きなサイズの紙は1反が4つ折りに畳まれています。

    この場合は折り畳まれている内側が表になります。

    紙の上下

    紙の上下を見分けるには、まず紙に模様があるかないかで考えてみましょう。
    文様や植物柄など、紙に柄があるものがあります。

    植物柄などには上下がありますから、柄の向きを考えると分かりやすくなります。

    上下区別なく使える連続紋様がありますので、その場合はどちらでも構わないでしょう。

    柄などがなく無地の場合は上下の区別はありませんから、お好みでお使いいただけます。

    四角形の色紙などでも、上下の区別に悩む方も多いのではないでしょうか。
    色紙の場合は、無地や金縁無地のものは上下の区別なくお使いいただけます。もし柄や色などがある場合は、それぞれに上下が考えられます。例えば、上下に模様がある色紙なら、模様と色紙の端の余白が多いほうが上で、少ない方が下になります。

    砂子の散らしが入っているものは、散らしが細かい方を下に、大きい方が上になります。平均的に散らしが入っている場合は、散らしの余白が多い方が上に、少ない方が下にくる方がバランスよく美しいでしょう。

    色が付いたものの場合は、景色で考えるとわかりやすくなります。

    空をイメージする青色系は上に、土をイメージする茶色系は下にするとよいでしょう。

    濃淡がある場合は、濃い方を上に、淡い方を下にするとよいでしょう。

  • 書道紙のサイズ

    書道紙のサイズ

    書道の紙といえば、何が思い浮かぶでしょうか?
    実は書道紙のサイズには種類や呼び名がたくさんあるのです。
    あらかじめ規格サイズに裁断されていますので、ご自身の目的にあった紙のサイズを選びましょう。
    種類が多くて分かりにくいかもしれませんが、目的や用途から選んでいただくと難しくありません。
    書道紙のサイズについて、これから分かりやすくご紹介いたします。

     書道紙の基本サイズは四尺画仙

    書道紙の中で最も基本となっているサイズは、四尺画仙(よんしゃくがせん)です。
    寸法は、約69×136㎝。別名を「全紙(ぜんし)」・「小画仙(しょうがせん)」・「四尺物(よんしゃくもの)」と呼んでいます。
    「四尺画仙(全紙)」を基本とし、これをタテ半分に裁断したものを「半切(はんせつ)」・「条幅(じょうふく)」と呼んでいます。公募展などに出す作品用には、公募展で決められたサイズがありますので、指定のサイズに合わせます。公募展のサイズは、額装したときのサイズですので注意しましょう。
    書遊Onlineでは特寸サイズの中からお選びいただけます。

    代表的な紙のサイズ

    代表的な紙のサイズや呼び名を大きいものから順に表にまとめました。下図と合わせてご覧ください。

    No. 紙のサイズ ふりがな サイズcm(横×縦) 別名称
    1 2×8尺 2かける8しゃく 約60×240cm 2×8(にはち)
    2 尺八屏 しゃくはっぺい 約53×234cm 中国規格のサイズ
          約53×228cm 日本規格のサイズ
    3 六尺画仙 ろくしゃくがせん 約96×180cm 大画仙
    4 3×6尺 3かける6しゃく 約90×180cm 三六(さぶろく)
    5 2×6尺 2かける6しゃく 約60×180cm 二六(にろく)
    6 五尺画仙 ごしゃくがせん 約84×150cm 中画仙
    7 四尺画仙 よんしゃくがせん 約69×136cm 全紙(ぜんし)・小画仙(しょうがせん)・四尺物(よんしゃくもの)
    8 聯落ち れんおち 約53×136cm ―
    9 半切 はんせつ 約34.5×136cm ―
    10 八つ切 やつぎり 約17.5×68cm ―
    11 全懐紙 ぜんかいし 約36.5×48.5cm ―
    12 半懐紙 はんかいし 約24.5×36.5cm ―
    13 半紙 はんし 約24.3×33.4cm ―

    よく使われる紙のサイズと呼び名

    四尺画仙(よんしゃくがせん)

    寸法は、69×136cm。別名を全紙(ぜんし)・小画仙(しょうがせん)・四尺物(よんしゃくもの)と呼びます。

    半切(はんせつ)

    寸法は、34.5×136cm。半切は四尺画仙(全紙)をタテ半分に切ったもので、伝統的に最も使われてきたサイズです。

    聯落ち(れんおち)

    寸法は、53×136cm。全紙を3/4にカットしたサイズです。
    公募展などで使用される、53×228cmの紙を同じ呼び方で呼ぶ場合もあります。
    しかし、現在では『本当の聯落ち』を使用する頻度が減っていることから、『聯落ち』とは「紙の幅」を指していることが多くなっています。
    この場合、「聯落ち」≒「聯落ち幅」≒「53cm幅」と解釈する必要があることも少なくありません。
    つまり、長さの確認を必ず行うことが必要になります。

    尺八屏(しゃくはっぺい)

    中国規格のサイズで、寸法は約53×234cm。日本規格のサイズは、約53×228cmです。
    長さに約6cmの差があることになりますが、いずれも公募展用として広く使用されています。

    2×8(にはち)

    2尺×8尺(寸法約61×242cm)のことですが、通常、「2×8(にはち)」というのは公募展での額サイズを指します。公募展などによく使われる最も大きいサイズです。注意が必要なのは、公募展のサイズは額装したときのサイズになりますので、「2×8(にはち)」の額サイズにマット部分を見せて作品を飾る場合は、少し小さめの53×228cm(1.75尺×7.5尺)の紙をお選びください。
    また、額一杯に作品を収め、マット部分を見せずに飾る場合には、60×240cmの紙をお選びください。

    2×6(にろく)

    2尺×6尺(寸法約60×180cm)のことですが、「2×8(にはち)」と同様、「2×6(にろく」というのは公募展での額サイズを指します。
    「2×6(にろく)」の額サイズにマット部分を見せて作品を飾る場合は、少し小さめの約53×170cm(1.75尺×7.5尺)の紙をお選びください。額一杯に作品を収め、マット部分を見せずに飾る場合には、60×180cmの紙をお選びください。



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  • 書道紙の「手漉き」と「機械漉き」

    書道紙の「手漉き」と「機械漉き」

    書道に使う紙は、製法によって「手漉き」と「機械漉き」に分けられます。
    もともと書道紙は手漉きですべて作られていましたが、西洋から洋紙(機械漉き)の技術が伝わり、機械漉きでも作られるようになりました。
    一般に、“手漉きの紙=よくにじむ”、“機械漉きの紙=にじみにくい”という印象を持たれる方が多いのですが、実際にはそういうわけではありません。
    ニジミに関しては、サイジング剤(にじみを止める薬)という薬剤で調整し、紙の原料の配合によってもニジミの程度に差が出ます。
    機械漉きの技術が近年進化し、手漉きに近い機械漉きの紙もあります。
    書遊Onlineでは、製法のほか、ニジミやすさの目安を載せております。
    書道紙を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

    こちらのコラムでは、日本の和紙における「手漉き」「機械漉き」の製法の違いと見分け方、特徴についてご紹介いたします。

    手漉き紙の製法

    手漉きの紙漉きの様子

    煮熟(しゃじゅく)

    手漉きの原材料を煮て、必要な繊維質を取り出します。
    和紙は、主に楮(こうぞ)・雁皮(がんぴ)・三椏(みつまた)を原材料に作られます。
    ソーダ灰を入れて煮ると白い紙になり、 何も入れずに煮ると自然の生成り色の紙になります。

    煮熟

    晒し(さらし)

    煮た繊維質をたっぷりの水に晒します。
    木の皮を煮ることで出てくる灰汁(あく)を洗い流します。
    昔は川の水を使って行われていましたが、今では大きな桶を使いたっぷりの水で晒しています。

    晒し

    叩解(こうかい)、叩打(こうだ)

    繊維質を叩き、繊維と繊維以外のものに分離させて、さらに細かい繊維を取り出します。
    叩きほぐすことで繊維がほぐれ細かく柔軟になります。
    不純物を取り除き、純度の高い良質の和紙にするためです。
    叩解した原料は一度脱水します。

    攪拌

    再度たっぷりの水の中で攪拌し、「とろろあおい」を混ぜます。
    とろろあおいの根を細かく潰して水に漬けておくと、ねばねばとした液体になります。
    このとろろあおいが、楮の繊維を均一に水の中に広げ、簀の上での水の引き方を調節する役割を果たすのです。
    攪拌がだんだん進むと、どろどろのお粥のようになり、繊維がふわふわと水面に浮いてきます。
    叩解が不十分だと、きちんと分散されないため漉き溜まりができる原因になったり、粗く腰の弱い強度の低い紙になってしまいます。

    紙漉き

    溶液を入れた漉舟(すのこ)を上下左右に揺らしながら漉いていきます。
    以前は、漉舟を漉槽に沈めてそれを持ち上げて濾していましたが、大きな紙だと均一な厚みで漉くことが難しいため、漉舟を固定して上から溶液を流し込むスタイルになったそうです。
    揺らして漉く方法は「流し漉き」と言われ一般的な手法ですが、すのこを動かさずに水分を落とす「溜め漉き」と言われる手法もあります。
    地域によって作り方が少し異なります。
    流し漉きは均一に漉くのが難しいとされています。

    紙漉き
    紙漉き
    紙漉き

    水抜き

    圧力をかけて余分な水分を落とします。
    一枚一枚漉いた紙をある程度まとめてひとかたまりにし、水抜きします。
    水抜きしない作り方をする地域もあります。

    漉いた紙をひとかたまりにする

    乾燥

    天日で乾燥させます。
    カチカチに乾燥するまで約10日間ほどはかかるそうです。
    カチカチに乾燥した紙の塊を、今度は一枚ずつはがすために水に浸します。
    浸しすぎても紙が破けてしまうし、水が少ないとはがれないため、とても慎重に作業を行います。
    大きな鉄板をアイロンのように熱し、そこに一枚ずつはがした紙を大きな刷毛を使って空気が入らないよう貼りつけて乾燥させます。
    手漉きの和紙の裏面に刷毛のあとが見られるのはこのためです。
    今ではほとんど鉄板が使われていますが、昔は木の板に貼り付けて天日乾燥させていました。

    刷毛で貼り付け
    乾燥

    ついに和紙の完成です。
    それぞれの工程で、職人の熟練の技術が必要とされる手漉きの和紙。
    ようやく出来上がった和紙は、必要なサイズに裁断されて製品になります。

    機械漉き紙の製法

    全てにおいて手漉きとは比べものにならなほど大きな機械を使います。
    大きな機械を使うことで、手漉きに比べて効率的に大量生産が可能となります。

    機械漉きの機械

    離解(りかい)

    大きな釜で機械を使い攪拌しながら、原料を煮ます。
    手漉きとは違い、パルプが主原料です。

    離解

    叩解・洗浄

    大きな釜で繊維質を叩き、繊維と繊維以外のものに分離させて、さらに細かい繊維を取り出します。
    叩きほぐすことで繊維がほぐれ、細かく柔軟になります。
    さらにたっぷりの水の中で攪拌していきます。
    ここでも手漉きよりも大きな機械で行います。

    紙漉き、脱水

    大きなベルトコンベアー式の機械を使い、すのこの代わりに硬い毛布を使用して紙を漉きます。
    毛布伝いに水分が下に落ち、紙の素が毛布の上に残ります。
    その後、いくつかの巨大なローラーで圧力をかけ、脱水を行います。

    紙漉き、脱水

    乾燥

    大きなドラム型のアイロンをあてて巻きながら、直接乾かします。
    アイロンをあてた面がツルッとしたきれいな紙の表になります。
    紙の裏面には毛布があてられていますので、手漉き紙のような刷毛目が紙に残りません。
    ドラムから出てきた紙をロール状に巻き取り、各サイズに裁断します。

    乾燥

    「手漉き」と「機械漉き」の見分け方

               
    手漉き機械漉き
    紙の裏面 刷毛目がある。刷毛目がない。全体的にうっすらと毛羽立ち(毛布の跡)がある。
    すのこ目(すの目とも) すのこ目がある。すのこ目がない。

    刷毛目

    手漉きの和紙は、乾燥させる際に大きな刷毛を使うため、紙の裏面に刷毛目が残ります。
    ちなみに、厚い紙には腰の強い刷毛を使うため刷毛目がしっかりつきますが、薄い紙には柔らかい刷毛を使うため刷毛目はうっすらです。

    すのこ目

    紙を漉く際に、手漉きの場合はすのこ(すだれ)を使うため、紙の表面にすのこ目(すの目)という縦横の線ができます。
    手漉きに似せた機械漉きの紙にも、すのこ目がある場合があります。

    手漉きのすのこ
    すのこ目(すの目)

    “手漉きの紙=よくにじむ” ではない理由

    ニジミは、原材料の配合や薬品によるニジミ止めで調整できる

    機械漉きだからニジミが少ない、手漉きだからニジミが多いというイメージをお持ちの方も少なくないようですが、実際にはそういうわけではありません。
    機械漉きでも手漉きでもニジミの調整を行うことができます。
    近年はニジミの少ない紙が好まれる傾向があるので、相対的にニジミが少ないように調整されている紙が多くなっています。
    和紙は主原料である楮・三椏・雁皮の割合が多くなればなるほどニジミが少なくなりますし、薬品を使ってニジミの調整をする場合もあります。

    ニジミの調整(サイジング)が行われるようになった背景

    昔は紙が漉かれた後、工場で一定期間寝かされた上で出荷され、問屋様・小売店様での寝かす期間を経て消費者に届き、さらには消費者が一定期間紙を寝かした上で使用されてきました。
    完成後の紙を「寝かす」工程が、いくつもの段階でなされていたのです。
    近年では、消費の減少とともに紙を「寝かす」という工程が省略されるようになってきています。
    そのため、消費者が購入後すぐに使用できるようにと、薬品を用いてニジミの調整を行うようになっています。
    このニジミを調節する薬品をサイジングと呼び、おおよそ10段階に分けられ、ニジミが調整されています。
    工場から消費者の手に渡るまでの期間を想定して調整が行われているため、消費者は紙を寝かすことなくすぐに使うことができるようになっています。
    すぐ使えて便利な反面、ニジミ止めが施された紙は「紙を寝かす」ことで紙質が大きく変わり、別の紙と思えるほどに変化してしまうことがあるので注意が必要です。 (一方、ニジミ止め加工が施されていない紙は「紙を寝かす」ことで水分や糊気が飛び、ニジミが抑えられたり、紙が締まることで書きやすい紙になります。)

    紙の出荷

    その他にも書道紙には、ニジミ止めに胡粉(ごふん)が使われているものもあります。
    胡粉が施された紙は、さらっとした手触りとマットな質感で白色が美しいのが特徴です。
    表面に細かい粉をまぶしたような質感なので、筆運びに少し引っかかりを感じますが、墨とのコントラストが美しくニジミにくい紙だと言えるでしょう。

    玉山

    ▲ 胡粉が使われている書道紙「玉山」

    まとめ

    書道紙の「手漉き」「機械漉き」についてご紹介しました。
    「こんな表現がしたい!」と思ったときに、「なら、こういう紙を使えばいいんだ」ということがわかるようになると書道がもっと楽しくなります。
    今回は書道紙の製法による違いをご説明しましたが、手漉き紙といっても、もちろん種類によって書き味は全く異なります。
    機械漉きでも同様です。
    さまざまな紙をお試しいただき、書道紙の奥深さを体感していただけますと幸いです。

    書遊Onlineでは、800種類以上の書道紙を取り扱っております。

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  • 贈り物にも最適!本格写経セット

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    写経の効果関連記事

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