アイロンと霧吹きだけで簡単に裏打ちができる裏打ち専用用紙が入荷しました。 裏打ちは作品のしわやたるみを防いで補強してくれる効果があります。 上手く書けたけど、そのままになっている作品はありませんか? 上手く出来た作品は裏打ちしておけば、思い立ったときすぐに飾ることができます。 今回は裏打ち用紙の使い方をご紹介しますので、ぜひ一度お試しください。
準備するもの
- 裏打ち用紙(額装には厚口・軸装には薄口がおすすめです)
- アイロン
- 霧吹き
- カッターナイフ
- 霧吹き、アイロンする際の下敷き
1.作品をのばします 作品を裏に返し、全体にムラが出来ないように霧吹きをします。 しわが生じない程度まで乾燥させます(10~15分)。
2.裏打ち専用用紙を張り合わせます 作品は裏返したまま、アイロン台に移動させます。 作品と同サイズか少し大きめの裏打ち専用紙を準備し、光沢のある「裏面」を作品の裏面に重ねます。
3.アイロンをかけます 中~高(約130度)に温めたテフロン加工のアイロンを使用します。 ズレたり空気が入ったりしないように、用紙の中心から右、中心から左へ均一にムラなく抑えます。 一度かけたら、カケむらを防ぐためもう一度かけましょう。 かけ終わったら、温度が下がるまで約5分ほどそのまま待ちます。
4.仕上げ 余分な部分をカッターナイフで裁断します。 展示する場合は掛け軸や額などに入れれば出来上がり! ※霧吹きしたあと乾燥が足りないと破損、接着不良。乾燥させすぎるとしわの原因になるので注意してください。 ※接着後、曲がりや反りが生じた場合は本などで重しをしてください。3時間ほどで水分が一定になりきれいに仕上がります。