#japanesecalligraphy
#shodo #書道
#shoyu #書遊

Share On|

墨液の気になる使用期限

墨汁, コラム

墨液(液体墨、墨汁)には使用期限があります

磨らずにすぐ使えて便利な墨液ですが、使用期限があるので注意が必要です。
使用期限(未開封)は、膠系の墨液だと1年以内、樹脂系で2~3年。
学童用だともう少し長いのもありますがそれでも5年程度です。
開封後はさらに劣化が進んでしまいますので、できるだけ早くお使いください。
長期間放置すると墨液が腐ってしまうことがあります。

●膠系墨液:1年以内(未開封)

●樹脂系墨液:2~3年(未開封)

原材料による違い

墨液には、膠(ニカワ)を使用した「膠系」と、合成樹脂を使用した「樹脂系」の二種類があります。
それぞれ特徴がありますが、「膠系」の墨液は、固型墨の表現力に近い表現が可能な商品もある一方で、使用期限は1年と短くなっています。

-膠系墨液の特徴-

1. 墨本来の自然な墨色を得ることが出来る。
2. 墨本来の墨の伸びを得ることが出来る。
3. 液状態を保つため膠の固まる性質を抑える 「塩分」が含まれており、表具を行うまでの乾燥期間として約1週間必要。
4. 使用期限が短い。

▼ 膠系墨液『凛』

凛

-樹脂系墨液の特徴-

1. 表具の際、ニジミの発生する可能性が低い。
2. 力強さを表現しやすい。
3. 墨本来の自然な墨色や伸びを得ることが難しい。
4. 使用期限が膠系に比べて長い。

▼ 樹脂系墨液『玄宗』

玄宗

墨液でやってはいけない3つのこと

墨液の品質を保つため、墨液を使う際に特に避けていただきたいことが3つございます。

・硯に出した墨液を元の容器に戻す ×
・樹脂系の墨液と、膠系の墨液や固形墨で磨った墨を混ぜる ×
・高温下で保存する ×

■ 硯に出した墨液を元の容器に戻す ×

墨液は、空気に触れると劣化が進みます。
そのため一度出した墨液を容器に戻してしまうと、容器の中の墨液全体で劣化が進んでしまうことになります。
また、水で薄めた墨液を容器に戻してしまうと、より劣化が早まります。

■ 樹脂系の墨液と、膠系の墨液や固形墨で磨った墨を混ぜる ×

お好みの墨色を出すため、墨を混ぜるという場合もあるかと思います。
膠系同士なら混ぜてご使用いただけますが、樹脂系と膠系を混ぜることはできません。
膠系墨液と、同じ膠系の固形墨の磨り墨を混ぜて使う際、濃墨の場合は粒子が沈殿してしまうことがありますので、少量ずつお試しください。

■ 高温下で保存する ×

高温下(真夏の炎天下 等)では墨液の劣化を早めます。
特に最近は7月8月の最高気温が35℃を超える日が当たり前になっており、真夏は墨液を冷蔵庫で保存するという方もいらっしゃいます。(※冷蔵庫は厳禁)

墨液が劣化すると…

腐敗するとドロドロとした墨液になります。
防腐剤が入っている墨液だと、そこまで腐敗が進むことはないかと思いますが、書いたときにツヤが無くなったり滲みがうまく出なかったりすることがあります。

硯に出した墨液が残ってしまったら

一度容器から出した墨液は、その日のうちに使い切るようにしましょう。
とはいっても、硯に出した墨液がたくさん残ってしまって、そのまま捨てるのはもったいない…というときもあるかと思います。
その際は、フタが付いている硯や墨池に入れてしっかり封をして保管することもできます。
ただしお早目にお使いください。
このように保管した墨を「宿墨」と呼びます。
気温の高い夏場だと劣化がより進んでしまいますので、夏場は冷蔵庫での保管がおすすめです。

書遊Onlineで販売中の墨液ランキング

-膠系墨液ランキング-

書芸呉竹 紫紺系

1. 書芸呉竹 紫紺系

250cc、500cc、1.0Lなど。
純黒、青系もございます。

商品ページを見る
凛

2. 凛

500ml、2000ml。
濃墨もございます。

商品ページを見る
皇壽

3. 皇壽

100ml、500ml、1000ml。

商品ページを見る

-樹脂系墨液ランキング-

クロスケ

1. クロスケ

180cc10本セット、450本5本セット、1800ccなど。
濃墨もございます。

商品ページを見る
花仙

2. 花仙

100cc、400cc、1.0L。
茶墨、青墨もございます。

商品ページを見る
玄宗

3. 玄宗

200cc、500cc、2.0L。
中濃、濃墨、超濃墨もございます。

商品ページを見る

まとめ

墨液には使用期限があり、「膠系」で1年程度、「樹脂系」で2~3年です。
開封後はさらに劣化が進んでしまいますので、できるだけ早くお使いください。
一度硯に出した墨液はその日のうちに使い切るように意識していただくと良いかと思います。
もし残ってしまった場合は、墨液の容器に戻さず、封ができる別の容器に入れて保管するようにしましょう。

書遊Onlineでご紹介している墨液(液体墨)はこちら»

関連記事

Related Article List