投稿者: shoyuonline

  • 裏打ち方法と専用用紙のご紹介!

    裏打ち方法と専用用紙のご紹介!

     アイロンと霧吹きだけで簡単に裏打ちができる裏打ち専用用紙が入荷しました。 裏打ちは作品のしわやたるみを防いで補強してくれる効果があります。 上手く書けたけど、そのままになっている作品はありませんか? 上手く出来た作品は裏打ちしておけば、思い立ったときすぐに飾ることができます。 今回は裏打ち用紙の使い方をご紹介しますので、ぜひ一度お試しください。

    準備するもの

    • 裏打ち用紙(額装には厚口・軸装には薄口がおすすめです)
    • アイロン
    • 霧吹き
    • カッターナイフ
    • 霧吹き、アイロンする際の下敷き

    1.作品をのばします 作品を裏に返し、全体にムラが出来ないように霧吹きをします。 しわが生じない程度まで乾燥させます(10~15分)。
    2.裏打ち専用用紙を張り合わせます 作品は裏返したまま、アイロン台に移動させます。 作品と同サイズか少し大きめの裏打ち専用紙を準備し、光沢のある「裏面」を作品の裏面に重ねます。

    3.アイロンをかけます 中~高(約130度)に温めたテフロン加工のアイロンを使用します。 ズレたり空気が入ったりしないように、用紙の中心から右、中心から左へ均一にムラなく抑えます。 一度かけたら、カケむらを防ぐためもう一度かけましょう。 かけ終わったら、温度が下がるまで約5分ほどそのまま待ちます。

    4.仕上げ 余分な部分をカッターナイフで裁断します。 展示する場合は掛け軸や額などに入れれば出来上がり! ※霧吹きしたあと乾燥が足りないと破損、接着不良。乾燥させすぎるとしわの原因になるので注意してください。 ※接着後、曲がりや反りが生じた場合は本などで重しをしてください。3時間ほどで水分が一定になりきれいに仕上がります。

     

    表具用品の全商品一覧はこちら

  • これから始める大人の書道セットの紹介

    これから始める大人の書道セットの紹介

    おすすめ大人の書道セット

    今年は何を始めようか、1月はそんな新しいことへの期待膨らむ月ですね。
    今年こそ書道を始めよう、ペン習字を始めてきれいな文字でお手紙を書こう。 書道で新たな事に挑戦しよう!等々、書道に関わる新しいことへの挑戦をお考えの方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
    そんな時はぜひ書遊にご相談ください!
    書遊Onlineスタッフが、これだけ揃えれば書道を始められる! おすすめ商品をご紹介します。

    筆

    「運集中号」 運集はまとまりやすく、柔らかい中にもこしがしっかりとしているので初心者にも書きやすい筆です。
    半紙書きで、二文字・四文字・六文字を書ける万能サイズの筆です。

    墨

    「日本製墨製 五つ星紅花墨1.5丁」 この墨は、特に細かな粒子の煤を使用しているので、漢字作品はもちろん 写経などにも使えます!一艇持っていると重宝します。

    硯

    「角上四平」 この硯は日本有数の硯生産地、雄勝で作られています。なめらかな手触りと作りは学生の時使用していたものとは少し違う大人の書道にぴったりの硯です。 サイズは一般的な四五平(販売価格1,875円)もおすすめです。

    フェルト下敷き半紙用

    フェルト下敷きは高級感・ボリューム感があります。 筆圧が高い方はもうワンサイズ上の大もおススメです。フェルト下敷き半紙用 厚さ2mm。

    文鎮ニッケル半紙用中

    半紙四文字書きには、半紙用中サイズをおすすめします。

    筆置き

    その他 あると嬉しい物 『アンギラス筆置き 中』 美濃焼の筆置きです。高級感のあるアンギラスの筆置きは雰囲気があり、やる気と緊張感が出てきます。大筆小筆がちょうど置けるサイズです。

    水滴

    『水滴 小判梅染付』 水滴は墨を磨る時に水を差すために使います。

    まずは可愛くてお安いものを使ってみてはいかがでしょうか。
    書道を自分で始めるのはちょっと難しいとお考えの方には、筆遣いなどを見ることが出来るので、お近くの教室を探していただくのがおすすめです。

    また、書遊大阪店・京都店では一回から受講できる講座をひらいていますので、 興味がある方はぜひお問い合わせください。

  • 使ってみたい、高級羊毛筆のこと

    使ってみたい、高級羊毛筆のこと

    高級羊毛筆とは?

    羊毛筆とは、山羊の毛を100%使用した筆です。 毛が柔らかく、粘りがあり、墨の含みが良いのが特徴です。 高級羊毛筆とされているものは羊毛の中でも特に厳選した毛を使用しています。 羊毛筆はおだやかな味わいのある文字を書くことができます。 短鋒ではふっくらとした暖かい雰囲気、長鋒だと洗練されたエレガントな線になります。羊毛筆は非常に柔らかく、使いこなすには技術が必要とされています。 しかし書き味は抜群で、新たな作風に挑戦してみたい方にはおすすめの筆です。

    ~有名書家と羊毛筆~

    羊毛筆は多くの作家の方々に使用されてきました。 書に造形的な新しい世界を切り開いたとされる上田桑鳩(うえだそうきゅう)先生や手島右卿(てじまゆうけい)先生はオリジナルの羊毛筆を作られたほどのこだわりです。 羊毛は渇筆表現に欠かせません。たっぷり墨をつけて紙にあてた瞬間のニジミと徐々にカスレが出てくる線により作者の息遣いを表現することが可能です。 また、羊毛筆で書くには筆の芯と文字の重心を意識して書くことが必要となるので、書のバランスを学ぶこともできます。 漢字・仮名問わずに書を深く学びたい方には色々な羊毛をお試しいただきたいと思います。

    ~他社との価格比較~

    秀筆堂の羊毛筆は、メーカー独自のルートでの原料調達、生産をすることにより 低価格高品質の筆を提供しています。 羊毛筆の寿命は、きちんと洗うなどのメンテナンスをすれば一生ものだといわれます。 使い込むほどに毛の先が黄金色になり、使いやすくなるのです。 ぜひ一度お試しください。

    書き味抜群!一度は使ってみたい
    人気の「秀筆堂 細嫩光鋒(さいどんこうほう)」

    最高級の毛 細嫩光鋒(さいどんこうほう)とは? 羊毛でも体の部位によって値段が異なります。 細嫩光鋒は中国長江(揚子江)下流地域のごく限られた地方のみで飼われている食用の若い雄山羊の髭(たてがみ)の毛です。 一匹の山羊からごくわずかしかとれないためとても高価です。 書遊では、毛先にも腰にも弾力があり毛先がやや透明な毛を選りすぐって筆を作っています。

    秀筆堂 細嫩光鋒(さいどんこうほう)の筆一覧はこちら>>秀筆堂 高級羊毛筆

    まとまりやすく書きやすい人気の先梳羊毛筆「無尽」

    先梳筆とは? 細嫩光鋒は同じ長さの毛のみを先揃えにする「先揃え」と呼ばれる筆です。 この筆はボリュームのある線を書くことができ、どっしりとした作品が書けます。 一方「先梳筆」は先を透くことにより、長鋒方の筆でもまとまりやすく、繊細でエレガントな線を書くことができます。 無尽は秀筆堂高級筆の中でも特に人気の筆です。

    先梳羊毛筆「無尽」の商品一覧はこちら>>先梳羊毛筆「無尽」

  • 筆の糊固めの方法

    筆の糊固めの方法

    捌けた筆を専用糊で固める方法

    筆の手入れや保存方法については、大切な作業のひとつ。 使用後に筆の根元を洗わずに固めて使う方も様々ですが、プロが使う「専用糊」を使えば買ったときに近づけることが出来ます。

    専門家も使用する、筆固め専用糊が良い理由

    この専用糊の利点は筆を傷めないことです。樹脂系の墨液などで筆を固めて使うと傷んでしまいますが、この「専用糊」で固めれば毛を傷めず筆を長持ちさせることができます。 もう一点は筆の長期保存の際にしっかりと筆を守ってくれること。 大筆などを長期使わずに保存する際も虫食いや穂割れを防いでくれます。 それでは、早速使い方を紹介いたします。

    ■準備するもの
      • 専用糊
      • 水
      • 糊を混ぜる平らな板
      • へら
    • 筆櫛
    • 糸(糸は一方を壁や台に固定してください)

    ※糊固めを行う筆はしっかり洗って、墨を落としてください。

    1.糊をスプーン一杯程度、ガラス板など平らな所に出します。小筆で10本位できます。 糊状になるまで水を適量加えて混ぜます。 押しつけながら混ぜる必要があるので、平らなところで混ぜましょう。

    2.筆を回して毛を開き、糊を押し込むように筆全体に糊を行き渡らせます。 筆の中心部に糊がしっかり入っていることが大切です。

    3.余分な糊をへらなどでとり、櫛で毛を整え、浮き毛を抑えましょう。

    4.糸でさらに余分な糊を絞り出します。 穂首の根元に糸を下から上に一回巻きつけます。 右手で糸の端を軽く持ちます。糸を強く引っ張ると、筆がスムーズに回りません。 親指と人差し指で、筆を時計の反対方向に回しながら余分な糊を絞り出します。 (糸が自分の方に真っすぐになるように意識し、筆軸がなるべく糸と並行になるようにすると上手くできました。)

    5.筆を時計方向に回して、指先でねじれと曲がりを直します。 強くつまむと毛先が尖りません。 直射日光を避けて乾かします。大筆は4日、小筆は3日位かかります。

    糸で糊を絞り出す工程が少し難しいですが、コツをつかめばご自宅で簡単に筆をお手入れ出来るようになります。 ぜひご自宅でお試しください。

  • 日本の墨の歴史

    日本の墨の歴史

    墨の日本への伝来と日本の墨の歴史

    日本への墨の伝来は、一説に文字の伝来と同時期であるといわれています。
    「漢倭奴王国」の金印の示すように、漢の国ではその折に文字や墨書を知ったと思われ、『魏志倭人伝』に239年に卑弥呼が、魏の洛陽に送った使者に親書を持たせ、『晋書』・ 『宋書』には倭の五王(讃・珍・済・興・武)も親書を持たせたとあるように、この頃に十分に筆・墨の存在も考えることができます。しかしながらこれらはあくまでも一説に過ぎず、詳しいことはわかっていません。

    『日本書紀』に 「推古天皇18年(610年) の春3月 高麗の王は僧 曇微(飛鳥時代の高句麗の僧侶) と法定を貢上し、曇微は五経を知り、且つ能く彩色及び紙墨を作る」 とあり、この文献が日本の墨について記した最古のものと思われ、聖徳太子が 『 法華経義疎 』を書いた時には、この曇微の持参した松煙墨が使用され、 飛鳥の都跡から発見された 円硯 の断片から、当時はすでに硯で墨を磨っていたこともわかっています。

    聖徳太子没後の律令政治の実施に伴い、701年大宝律令が制定された政治機構の中で中務省が製墨をつかさどり、墨は貴重品として扱われ、仏教の繁栄に伴った写経用の墨として需要が高まっていきました。
    平安時代になると、墨は大量に生産されるようになり(松煙墨)、一般にも浸透していったといわれています。
    以後高まる墨の需要に伴い、それまでは松煙墨しか存在しなかった時代に先駆けて油煙墨の開発を行ったのは日本でした。

    平安時代に普及した、松煙墨の大量生産と同時期に油煙墨の研究・開発を進め、墨の変遷過渡期を迎えていったと思われます。
    平安時代末期には、日宋貿易も盛んになり、水墨画の伝来や禅僧の墨蹟の隆盛により、日本でも数多くの能書家が誕生し更に墨の需要は高まっていきました。



    書遊Onlineの固形墨はこちら»