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道具の使い方

筆について

筆には大きく分けると、「太筆」と「細筆」があり、半紙に1文字~6文字程度の大きさの文字を書くときは「太筆」を使い、名前を書くときは「細筆」を使います。
太筆も細筆もたっくさんの種類があるので、初めはどれを選べば良いのか悩みますが、適切な筆を使うと上達も早くなるため、ご自身に合う筆を見つけてください。

小学生の低学年~中学年での「太筆」は、筆を力一杯押さえつけて書いてしまいがちなので、力加減を調節しながら書く必要がある「毛の柔らかい筆」は書き辛く感じるため、「硬い毛質の筆」を使いましょう。
「かため」や「かたい」とされている筆がおススメです。
およその価格としては、定価600円~2,500円までの筆で問題ありません。

筆先の大きさは、一般的には3号~4号の筆が良いとされ、半紙1文字~2文字の場合は3号の筆を、4文字~6文字は4号の筆が書きやすいサイズだと言えます。初めは書きやすさを重視して筆を選び、練習が進むにつれてお子様の文字や癖に合う筆を選んでいくようにします。

「細筆」は、名前書き用の筆を選びます。
低学年~中学年のお子様の場合、細筆の穂先を潰してしまうことが多いため、高価な筆は必要ありません。
安価過ぎるのも心配ですが、定価500円~1,000円までの筆で問題ありません。

購入してすぐの筆は糊で固められているため、先ずは糊を取るところから始めます。
筆のおろし方」をご覧ください。
筆を洗う際は、筆の寿命が変わってきますので、「筆の洗い方・お手入れ」をご覧いただき、正しいお手入れをお願いします。

筆の持ち方と姿勢

筆の名称[軸・穂(ハラ・穂先)]
筆に付いているキャップは捨てましょう。(使用後に付けると、筆をいためることになります)
新品の筆は糊で固めていますので、扱いに注意してください(穂先から順番に筆をゆっくり回しながら根元までほぐしましょう)
太筆と細筆の持ち方は違いますので、ご注意ください。

太筆

肩に力を入れずギュッと握らずに軽く持ってください。(手全体で握りしめずやや空間をあけて持ちます)
筆の持ち手(軸)の真ん中よりやや筆先にかけて筆を持ちます。
親指と、人指し指・中指で持ちます。
薬指で筆の軸を支えて、小指をそっとそえてください。
筆の角度は、90度よりやや手前に傾けて持ちます。
左手は机にそっとそえてください。
姿勢は机に座って書く場合は、椅子を引き机とお腹の間はこぶし1~2つ分を空けて座ります。
ひじは机に付けず上げます。(肩よりも上に上がらないように気を付けてください)
足は足の裏を床にピタッとつけて少し開いて座ると楽に書けます。
背筋はピンと伸ばして前にかがみすぎないように気を付けましょう。

細筆

細筆は、えんぴつと同じように人指し指と親指で持ちます。
中指は支える程度で握りすぎないように持つと楽に書けます。
筆を持つ手は、半紙の上に軽くのせると支えになるので、書きやすいです。
筆の角度は、えんぴつよりもやや立てて書いてください。

紙について

半紙には安価なものから高価なものまでたくさんあり、どれを使ったらいいのか迷いますよね。 半紙の種類は表面が真っ白いツルツルした紙質と、クリーム色のややざらつきのある紙質とに分けられます。 練習をするのにどのような半紙が適しているのかについてご紹介します。
初心者の方や習い始めは、真っ白なツルツルした紙を買い求められる方が多いですが、価格は安いものの表面がツルツルとしていて書き辛いと感じられる方が少なくありません。 書きやすい半紙は、紙の表面がややざらつきのある紙質で、ニジミが少ない半紙をお選びください。
紙の表面にややざらつきがある紙の場合、筆が適度に紙に引っ掛かるので、きっと書きやすく感じられることと思います。 学童向けの半紙の場合、およそ 定価で3,000円~4,500円(1,000枚入)までの半紙が無難です。 一般の方の場合は、およそ 定価で5,000円~8,000円(1,000枚入)ほどの半紙が適しています。 半紙には「ニジミ」が多いものと少ないものがあり、初心者の方は「ニジミ」が少ない種類を選んでいただければ失敗は少ないはずです。
必ずしも高価な半紙が書きやすいというわけではありませんので、ご自身が書きやすいと感じられる半紙をお選びください。 「ニジミ」の度合いを知る方法は、書遊on-lineショップの場合「ニジミ」の目安を★の数で表しています。ぜひお試しください。

墨について

墨には大きく分けて、磨って使う「固型墨」と、液タイプになっている「墨液」があります。 どちらを使って書くのがいいの?と迷われる方がおられると思いますのでご説明します。 課題でたくさん練習したい方には墨液をオススメします。固型墨は磨る手間や時間がかかり練習する頃にはヘトヘトになることもあります...。 その点、墨液は手軽に使うことができ、長期保存ができます(保存状況によりますが、約2年程度。夏場などは陽の当たらない涼しい場所で保管してください)。
練習に適した墨液の価格の目安として、定価200円~400円のもので問題ありません。
また、「100円均一の墨液」や「洗濯で墨汚れを洗い落とす墨液」が販売されておりますが、練習でお使いいただく分には問題ありません。 しかし、表具(作品を掛軸に仕立てたり額に入れて飾ること)をすることができません。表具をする可能性のある作品は、表具への耐久性があることをお確かめの上ご購入ください。
清書や作品展の仕上げとして使われる墨液としては、練習用の墨液をそのままお使いいただくことで問題ありませんが、価格の目安として、定価1200円~5000円くらいの墨液がおススメです。 練習用の違いとしては、墨そのものの成分や光沢・立体感が練習用墨液より勝っている点です。
お使いいただく墨液のサイズとしては、小さいもので180cc・500cc、大きいもので1.8L・2.0Lとあります。お使いいただく頻度でサイズをお選びいただく方がいいです。

その他の道具について

太筆・細筆・半紙のほか、書道(書写)には色々な道具があります。

硯について

半紙に適しているサイズとして、四五平(約13.4×7.4cm)・五三寸(14.5×9.0cm)という種類があります。どちらもサイズの名称となります。 また、硯は使用後、洗う手間や完全に乾くのに時間がかかり不便と思われる方には「墨池」をおススメします。 墨池は硯と同様に使用することができるほか、硯に比べて安価です。サイズは一般的に、約直径11cm×高さ5cmで販売しており、大容量で使うことがメリットです。また、プラスチック製・陶器製と種類があり、洗う時間も硯に比べて早いです。

下敷きについて

布製の柔らかい素材(主にフェルト素材)で半紙用のサイズが各用品店で販売していますので、そちらをご使用ください。 その他、文鎮や筆置きなどご利用に応じてご購入いただければと思います。 書道もインテリアと同じく、道具にこだわって集めたりご使用される方もいらっしゃいます。用具についてのご質問や疑問点などございましたら、「お問い合わせフォーム」よりご連絡をお待ちいたしております。

基本点画の書き方

毛筆で書写を学習される際、漢字(楷書)を構成する最も基本となる点画を「基本点画」といいます。
基本点画のページでは、書く時の筆の動きやスピード・筆の押さえ方など動画を掲載しております。