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硯の洗い方、研ぎ方

コラム, , 道具の使い方
硯は墨を磨るための道具で、石や土・瓦・陶器などから作られています。
「墨を磨って心を整える」と言われるように、墨を磨るときは常に清潔に保たれた硯を使いたいものです。
硯を清潔に保たなければ、以前の墨が残っていて墨色を悪くしたり、悪臭を放つ原因にもなります。
日々正しくお手入れをしていただき、長く大切に使いましょう。
愛玩品ともなる「硯」を大切に使うためのお手入れ方法をご紹介します。

硯を洗う

洗い方

①硯を水で洗います。
使い終わったらすぐに、やわらかいスポンジなどを使って水またはぬるま湯で丁寧に洗いましょう。
(※歯ブラシなどはおすすめできません。)墨が残らないよう隅々まで丁寧に洗うことが大切です。
「陸(おか)」の縁周りや、「海(うみ)」の角辺りは、 特に墨が残りやすいので念入りに洗いましょう。
硯を洗う際は、水よりも手で触れられる程度までの温度の「ぬるま湯」 がおすすめです。

②水分を拭き、乾かします。
きれいに洗い終えたら、布などで水分を軽く拭き取り、自然乾燥させます。
石は自然のものですから、急激な温度変化により割れてしまうこともあります。
乾燥後は、急激な温度変化が起こらない場所で保管しましょう。

墨が固まって取れにくいときは・・・

時間が経って頑固に墨が付いてしまった場合は、30分ほどぬるま湯に浸けておき、墨の「膠(にかわ)」が緩んでから洗うと洗いやすくなります。

硯を研ぐ

研ぎ方

硯の表面には、墨を磨る為のやすりの役割を果たす「鋒鋩(ほうぼう)」があります。
この鋒鋩は墨を磨り重ねることにより徐々に摩滅し、 墨がおりにくくなることがあります。
この摩滅した鋒鋩を立たせるために「硯専用の砥石」をかけ、 再び墨がおりやすい状態にしましょう。
※砥石は墨がおりにくくなった時だけかけるようにしてください。

①硯と砥石を準備します。
まず、硯は綺麗に洗ってから砥石をかけましょう。
『泥砥石(どろといし)』品番5302 書遊Online価格  1080円

②砥石をかける硯に水を張ります。
墨を磨るときよりも少し多めの水を張るとよいでしょう。上記で紹介した『泥砥石』を使用する場合は、必ず硯に水を張ってから研ぐようにしてください。水を張らずに研いでしまうと、硯の表面に傷が付いてしまう恐れがあります。

③墨を磨るように砥石をかけます。
砥石を硯の陸(おか)にあて、 まんべんなく掃除をする感覚で砥石をかけましょう。硯の表面に傷を付けてしまわないよう、力を入れずに墨を磨るような調子でやさしく砥石を動かします。

④硯の水が黄土色で染まるまで砥石をかけましょう。
砥石の粉が水に混ざってくると、徐々に濃度がついて黄土色になります。
まんべんなく砥石をかけることができれば完了です。
⑤水で綺麗に洗い流します。
最後は水で綺麗に洗って完了です。
砥石のヌルヌルした感触が完全に取れるまで洗ってください。

きれいに洗い終えた後は自然乾燥させてから、硯箱に入れて保管しましょう。

購入してすぐの硯で墨が磨れないときは・・・

中国の硯に多くみられますが、購入してすぐの硯で墨が磨れないことがあります。
その場合、多くは硯の表面に化粧のための「蝋(ろう)」 が塗られていることが多くあります。表面に化粧をされた硯に水を入れると水を弾くような現象が起きますので、その場合は一度砥石をかけてから硯をお使いください。

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